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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2022/01/22 |
JAN | 9784750517223 |
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商品レビュー
4.1
28件のお客様レビュー
お、重たい…。『実母と義母』も壮絶だったが、こちらはもっと壮絶だ。でも振り返ればそこに愛はあったんだな…家族って不思議だし、会わない家族はそれなりに事情があるということを胸に刻んでおこう。
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著者の家族四人の生きざまが描かれたノンフィクション。父親、母親、兄を次々に亡くす著者自身も、心臓に病を持っていて痛々しい。カバー表紙の家族写真がとても平和そうに見えて、逆にとても物悲しく感じられた。
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感情の振り幅の大きな人が集まると、家庭は安心できるどころか、こんなにも危うい場所になってしまうのかと思う。 母や兄の唐突で不可解な行動が非難されがちだが、二人に対する父や著者自身の拒絶にもベクトルは真逆だがかなり極端なものを感じてしまい、その意味で書き手や登場人物への感情移入は難...
感情の振り幅の大きな人が集まると、家庭は安心できるどころか、こんなにも危うい場所になってしまうのかと思う。 母や兄の唐突で不可解な行動が非難されがちだが、二人に対する父や著者自身の拒絶にもベクトルは真逆だがかなり極端なものを感じてしまい、その意味で書き手や登場人物への感情移入は難しいのに、どういうわけか、一気に読み終わったあと、涙が溢れてしまった。 「毒親の一言で母を、そして父を片付けようとは思わない」 最後に登場するいま現在の著者自身の穏やかで平凡な家族の姿と、それを目指しても離れるばかりでどうにも辿り着けず苦しみ通した四人。でもそれがかけがえのない家族のあり方だったのだと、年月を経て噛みしめるような言葉に胸を打たれたのかもしれない。
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