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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2022/01/22 |
JAN | 9784750517223 |
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商品レビュー
4.1
30件のお客様レビュー
言葉が出ない。 感想が書けない。 でも、 なんで村井さんの言葉は伝わるのか。 それが感じてくる本だった。 人の感情を読むことが苦手なお兄さん 自分の気持を言葉にすることが苦手なお兄さん その分理子さんは、お兄さんの思いを、お兄さんが言ってほしいだろう言葉を探し選んで代わりに...
言葉が出ない。 感想が書けない。 でも、 なんで村井さんの言葉は伝わるのか。 それが感じてくる本だった。 人の感情を読むことが苦手なお兄さん 自分の気持を言葉にすることが苦手なお兄さん その分理子さんは、お兄さんの思いを、お兄さんが言ってほしいだろう言葉を探し選んで代わりに言ってあげていた。(時もあった。) そして、お兄さんの表情を見て、あっていたのかを確かめる。いつもちゃんと見てるから、なんだかんだ見てるから、寂しそうになったら、今は寂しくなったんだなってタイムリーに気づく。 たぶん、本当はお母さんとかお父さんがすべきことなんだろうけど、それを理子さんはやっていたのかな。 ひたすら観察と想像とそんな自分を俯瞰し続け、 これだけの内容を淡々とまとめ上げる村井さんの筆致がすごい。 「兄の終い」を読んだことがある人は、ぜひこの「家族」も読んでほしい。 なんで良一くんの亀と魚にあんなに真摯になれたのか、それもわかると思う。 エピローグの余韻が残る本だった。
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家族って、どうにもならない。 親は選べないし、どうしても性格が合わない親子、兄弟もいるだろう。 なのに家族だから、全てが嫌いなわけじゃなく、でも迷惑はかけないで欲しくて、どうしようもない家族の後始末を全て終えた作者の重い気持ちがしんどかった。 完璧な人間はいない。ただ自分の後始末...
家族って、どうにもならない。 親は選べないし、どうしても性格が合わない親子、兄弟もいるだろう。 なのに家族だから、全てが嫌いなわけじゃなく、でも迷惑はかけないで欲しくて、どうしようもない家族の後始末を全て終えた作者の重い気持ちがしんどかった。 完璧な人間はいない。ただ自分の後始末の目処は立てないといけないし、なんとかなるだろうは結局何とかする人が我慢して背負ってるだけ、、
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お、重たい…。『実母と義母』も壮絶だったが、こちらはもっと壮絶だ。でも振り返ればそこに愛はあったんだな…家族って不思議だし、会わない家族はそれなりに事情があるということを胸に刻んでおこう。
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