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心霊電流(下) 文春文庫
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心霊電流(下) 文春文庫

スティーヴン・キング(著者), 峯村利哉(訳者)

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心霊電流(下) 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2022/01/04
JAN 9784167918224

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商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2024/08/27

 原著2014年発表。 「キングひさびさの正統派ホラー」との売り出し文句だが、最後の部分以外はあまりホラーっぽくなかった。ホラーらしさは無いものの話はやはり面白く、ストーリーテリングは抜群である。  ただし、いつものキングの文体にある「地口丸出し」感はあまりなく、割とすっきりとし...

 原著2014年発表。 「キングひさびさの正統派ホラー」との売り出し文句だが、最後の部分以外はあまりホラーっぽくなかった。ホラーらしさは無いものの話はやはり面白く、ストーリーテリングは抜群である。  ただし、いつものキングの文体にある「地口丸出し」感はあまりなく、割とすっきりとした語り口。  書き手として設定されている「ぼく」がひと桁の年齢から50代、60代へと至る長大な時間遍歴の物語なのだが、50代になって実家に戻り兄弟や旧友と再会する場面はなにかじーんと来るものがあった。私にはそのような「再会して感動する」兄弟などないので、羨ましいような気もした。  ホラーらしさがあまりないというのは、もと牧師の操る電気による「治療術」の患者らの後遺症の出現確率が低いからだ。そんな低確率なら治療の著しい成功例の比率に対して問題にならない、というもと牧師の主張に対抗し得ない。なぜキングはこんな風に書いたのだろう? もっと切羽詰まった危機が明らかであれば、物語は緊張感あふれるものになったろうに・・・。  がそのぶん、物語は老いてゆく語り手の、幼い-若い頃の思い出を生き生きと愛おしく描いてゆく叙述が輝いてゆくのかもしれない。このノスタルジーのあたたかさは、ある時期以降のキングに顕著な情感だ。    気晴らしにと読んでみたスティーヴン・キングは、やはり語り口が上手く、情感の喚起力が素晴らしくて、印象に残るものがある。  

Posted by ブクログ

2024/08/15

ものすごく良かった。 上巻からの仕込みが期待以上に炸裂していて大満足の下巻。 私がキングに望むのはこういうの。 とてつもなくおぞましく、でもその根底に流れるのは物悲しさとせつなさ。狂気に満ちた愛も。 冒頭の献辞。そうそうたるホラー作家たちの名前が連ねられてるのも、読み終わって納得...

ものすごく良かった。 上巻からの仕込みが期待以上に炸裂していて大満足の下巻。 私がキングに望むのはこういうの。 とてつもなくおぞましく、でもその根底に流れるのは物悲しさとせつなさ。狂気に満ちた愛も。 冒頭の献辞。そうそうたるホラー作家たちの名前が連ねられてるのも、読み終わって納得できる。 特に私が本作で感じたのはメアリー・シェリーとラヴクラフト。ラヴクラフトはそのまんま。キングお得意の虚実織り交ぜテクニック。 メアリー・シェリーについてはフランケンシュタインのオマージュで溢れかえっていると思う。過去の異端発明家たちからの影響を受ける牧師がそのまんまフランケンシュタインと重なる。取り扱うのが電気である点も。 ただ、キングがすごいのはそこからの展開。単なる真似事以上の世界に連れて行ってくれるのだ。 エピローグにいたってはそれだけで一冊できるほどの濃厚さ。 調べたわけではないので違うかもしれないけど、ダークタワーシリーズの一部にあたるように思う。 もちろんシリーズ未読でも問題なく楽しめる。

Posted by ブクログ

2023/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

キング作品4作目にして、酷く頁が進まない退屈で納得感のない作品だった。後半のスリリングなホラー展開は呪われた町、ファインダーズキーパーズに及ばず、前半の主人公がだらだらと人生を過ごすくだりも何のために読まされたのか理解ができなかった。冒頭の牧師が引越ししていくまでが興味を持って頁をめくれるピークだった。

Posted by ブクログ

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