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ミーツ・ザ・ワールド
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ミーツ・ザ・ワールド

金原ひとみ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2022/01/05
JAN 9784087717778

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商品レビュー

4.1

99件のお客様レビュー

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2024/12/11

大変良い。 軽快なキャラ作りがされているのに、思考と会話で時折り真理をついてくる。キャッチーなはじまりなのに、ただ面白いだけでは終わらせない感じ。軽いのに深い、のバランスが巧妙。 そしてオタクや恋愛未満者への解像度が高い。 自分を卑屈に思わなくなった由嘉里ちゃん推せる。 ライ大好...

大変良い。 軽快なキャラ作りがされているのに、思考と会話で時折り真理をついてくる。キャッチーなはじまりなのに、ただ面白いだけでは終わらせない感じ。軽いのに深い、のバランスが巧妙。 そしてオタクや恋愛未満者への解像度が高い。 自分を卑屈に思わなくなった由嘉里ちゃん推せる。 ライ大好きになった経緯を緻密に描かないのも、描いては欲しかったけれど、実際のところ人間関係ってよくわかんないし、そんなもんかもな、と思ったりしました。 金原さんの著作はほぼ読んだことないのだけれど、由嘉里ちゃんがオタクだからこその文章のみっちりさなんですかね? オタク特有の早口感を地の文の改行のなさで表しているなら、それはすごいと思ったのですが。

Posted by ブクログ

2024/12/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

恋愛を知らない腐女子がキャバ嬢から恋愛の指南を受ける小説かと思って手に取りましたが、女同士の友情がメインの小説でした(ソフトな百合小説みたい)。 私も隠れ腐女子として生きる社会人の女ですが、ミート・イズ・マインの設定がかなり練られているところ、腐友がリア充して遠い存在になるところ、漫画原作のアニメ化や舞台化をすぐには素直に喜べないところ、周りに腐バレして血の気が引くところ、などなど、女オタクをしっかり研究して執筆されたんだなと感銘を受けました。 (実際は、女オタクには腐女子以外にも、夢女子、声優オタク、ライトオタクなどがいるため、堺さんとオタクをカミングアウトし合ったような場面でも、そこから相手の好きな物や地雷を探り合わなければならず、同志と分かるまでの道のりはかなり長いのですが笑) 由嘉里が自分の凝り固まった価値観から解放されたこととライという大切な存在に出会えたことはとても良かったですが、母親との関係にももう少し希望があってほしかったです。 確かに由嘉里を苦しめた存在だと思いますが、親に求めるだけでは子供のままだし、大人の女同士として関係を再構築する気持ちになってほしかったです。 最初から最後まで謎だったのがユキでした。刺されたアサヒやライがいなくなって泣く由嘉里には無関心だろうと思ったら、かなり面倒見のいい性格で、ユキは旦那さんと子供からもらった愛情をこうやって周りに返しているのかなと思いました。 ちゃんと小説家として自己実現しているユキは、なんだかんだ言いながらずっと生きられそうだなと。 ライとの関係の描写が少なく感じましたが、最後ライが生きてるか死んでるかを分からせないようにするためかなと思いました。 生きていてほしいけど、どんどん元気がなくなっていたことや、珍しくゴミをまとめていたことから、私は死んでしまったのかなと思います。 同じ腐女子に読んで欲しいですが、人生考えなきゃいけなくなるからできるだけコンディションがいい時に読んでほしい本です笑。

Posted by ブクログ

2024/11/25

死にたいキャバ嬢と推したい腐女子__正反対な2人がぶつかり生まれる新しい愛の形。この出会いがもたらす変化や希望を描きながら、愛が全てを変えることはできないという現実も見せてくれる。生き方も恋愛も誰のためでもない、自分らしくあれと言ってくれているようだ。

Posted by ブクログ