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裏世界ピクニック(7) 月の葬送 ハヤカワ文庫JA
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2021/12/16 |
JAN | 9784150315092 |
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裏世界ピクニック(7)
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商品レビュー
4.5
15件のお客様レビュー
ホラー。SF。 シリーズ的にひとつの区切りがついた感じの一冊。 相変わらず、空魚と鳥子は場所も選ばずイチャイチャしてました。
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第7巻。今回は怪談をテーマに文化人類学の考え方や、閏間冴月との直接対決、裏世界の干渉方法の変化、空魚、鳥子、るなの能力が裏世界に及ぼす影響の推測、冴月に対する皆の感情、色々なことが一気に盛り込まれていたようで非常に読み応えがあった。物語の中ではちょうど1年くらいになるようだが、主...
第7巻。今回は怪談をテーマに文化人類学の考え方や、閏間冴月との直接対決、裏世界の干渉方法の変化、空魚、鳥子、るなの能力が裏世界に及ぼす影響の推測、冴月に対する皆の感情、色々なことが一気に盛り込まれていたようで非常に読み応えがあった。物語の中ではちょうど1年くらいになるようだが、主要人物たちの大きな転機になる出来事を存分に堪能した。 「怪異に関する中間発表」 小桜が霞を引き取ることを決意した翌々日、空魚はゼミの帰りに初めて裏世界のゲートを見つけた廃屋に向かう。そこにはすでにゲートは無くなっていたが、閏間冴月が目の前に現れる。 「トイレット・ペーパームーン」 閏間冴月がアルファ・フィメールであることを思い知らされた空魚は裏世界へと誘われる。難を逃れた空魚は鳥子と一周年記念日を祝うべくホテルディナーへ行き、冴月との関係を断ち切る相談をする。 「月の葬送」 空魚、鳥子、小桜、るなの4人は冴月の葬式を実行するため裏世界へと向かう。予期せず裏世界からの干渉を受け、そこには冴月の葬儀場が用意されていた。4人はどうにか冴月を祓おうとする。 今まで明確には描かれているこなかった冴月の存在について明かされる。ここまで読み進めてくるとさすがに冴月はすでに人間ではないと思いつつも、どこか人間としての部分だか形だかをとって(第四種接触者のような)DS研などに収容される進展もあり得るかなと想像していたが、そうはならなかったようだ。冴月が裏世界に求めたものが何か明らかになり、裏世界の中でどうなっているのか明かされる。それを踏まえて今までの干渉や今回の干渉を想像すると、とても正気でいられる気がしない。冴月を思う皆の気持ちが、冴月の人間らしさを浮かび上がらせるのがなんだか皮肉めいているようにも感じる。空魚と鳥子の惜別の言葉と小桜の感傷の情、どちらもとても良かった。
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明確な脅威として存在し続けてきた閏間冴月とついに決着。実際は閏間冴月本人とではなく、冴月の姿を取った裏世界の一端とではあるが、これは初めて裏世界に対して先制攻撃ができたのではないか?何やら綺麗な終わり方だが、まだまだ明らかになっていないことも多いし、紙魚と鳥子のこれからも気になる...
明確な脅威として存在し続けてきた閏間冴月とついに決着。実際は閏間冴月本人とではなく、冴月の姿を取った裏世界の一端とではあるが、これは初めて裏世界に対して先制攻撃ができたのではないか?何やら綺麗な終わり方だが、まだまだ明らかになっていないことも多いし、紙魚と鳥子のこれからも気になる。
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