商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2021/10/15 |
| JAN | 9784065238325 |
- 書籍
- 文庫
線は、僕を描く
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線は、僕を描く
¥858
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商品レビュー
4.2
286件のお客様レビュー
「自らの命や、森羅万象の命そのものに触れようとする想いが絵に換わったもの、それが水墨画だ。」 「描くこと」の本質に迫る素晴らしい話だった。 多くの人がモチーフの形をとることや技法に目が行きがちだけど、それだけでは人の心に残るような作品にはならない。水墨画は心を描く絵画、命を描く...
「自らの命や、森羅万象の命そのものに触れようとする想いが絵に換わったもの、それが水墨画だ。」 「描くこと」の本質に迫る素晴らしい話だった。 多くの人がモチーフの形をとることや技法に目が行きがちだけど、それだけでは人の心に残るような作品にはならない。水墨画は心を描く絵画、命を描く絵画なのだ。主人公が水墨画を通じて自分の心に触れ、外との繋がりを見出す姿や、森羅万象において自分もまた命の一つなのだと気づく境地には心が震えた。 千英の生き方を表すような水墨画も好き!強くて繊細だが、奥底には勇気がある。 この境地に至るには、眺めているだけではわからない。実際に手を動かして、つまずいてみないとわからない。青山くんが、スランプに陥った時にあえて描かずに花を観察し、問いかけていた姿が印象に残った。 きっと何事もそうで、自分も、夢中になれるものに向き合い続けたい。それを通じて得た経験はきっと人生を満たしてくれる。 この作品を読んでいる際、筆ペンで自分の名前を描く機会があり、一本の線がとても重要なのだと実感した。少しでも気が緩んだり、心が乱れると全部線に出る。母に、「今適当な気持ちで書いたでしょ」と言われた時は、自分が自覚していない心を読まれたようでびっくりした。心の様子がそのまま線に表れるというのは本当だと思う。 この作品でも、「線を引くこと」が究極の技法であることや、絵師の心の様子が線に表れている様子を述べており、日常でついこの本を思い出した。 読者は文字を通して文中の水墨画を想像するしかないが、生き生きと伝わってする文章力が素晴らしかった。文章からこんなに鮮明で瑞々しい水墨画を想像できるなんて思わなかった。 実際の水墨画を見たくなった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
両親を亡くした青山くんが水墨画を通して、自分の思いと向き合っていく。 まず、水墨画という地味なイメージのジャンルに、はじめてこんなに惹かれました! ちあきちゃんと仲良くなっていく過程もよかった。でも恋愛まで発展しない感じもよかった。 花や絵を書くことには、人を回復させる力があるなぁと思いました。 久しぶりに墨汁の香りを思い出した
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お題が飲み込めず、おしまいにすんなり入って来てなるほどと思う。水墨画も技術も才能も難しい ゴッホなんかとは違うんだなぁ。湖山先生も翠湖先生も仙人みたいで凄すぎて圧倒される。白い部屋の話をする湖山って驚いた 何も知らないのに受け入れて 育てる訳じゃなくって懐の深さかな、花に教えをこ...
お題が飲み込めず、おしまいにすんなり入って来てなるほどと思う。水墨画も技術も才能も難しい ゴッホなんかとは違うんだなぁ。湖山先生も翠湖先生も仙人みたいで凄すぎて圧倒される。白い部屋の話をする湖山って驚いた 何も知らないのに受け入れて 育てる訳じゃなくって懐の深さかな、花に教えをこえと言ったが、それ以外にも一つ一つの意味が深くて、でもついて行けたかなとも思う。まだ続くので文庫本楽しみにしよう 湖山先生長生きしてください
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