1,800円以上の注文で送料無料

亡国のハントレス ハーパーBOOKS
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫
  • 1225-14-02

亡国のハントレス ハーパーBOOKS

ケイト・クイン(著者), 加藤洋子(訳者)

追加する に追加する

亡国のハントレス ハーパーBOOKS

定価 ¥1,430

660 定価より770円(53%)おトク

獲得ポイント6P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

2/21(金)~2/26(水)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ハーパーコリンズ・ジャパン
発売年月日 2021/09/17
JAN 9784596013125

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

2/21(金)~2/26(水)

亡国のハントレス

¥660

商品レビュー

4.3

9件のお客様レビュー

レビューを投稿

2022/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

めちゃくちゃ良かった。 ところで第二次大戦を舞台にした女性同性愛者の物語を2冊続けて読むことになったんだけど、偶然?今の流行?2冊とも想定していなかったからびっくりした。いい意味で。同性愛者の方は嬉しかったと思う。恋愛の一つとして、普通に描かれるのは素晴らしい。これまではなかったことにされてきたわけだから。 視点がコロコロ変わる。そこがいい。 ハントレスが誰かはすぐにわかる。隠しきれないものがある、という描写なのだろう。 イアンたちがナチ戦犯を見つけると、みんな怯え、命令されただけ、知らなかった…と言う。本気なのだろう。そう自分で信じ込んでいるのだろう。 イアンが言っている通り、戦争で起きたことは明確にしておかないと、また繰り返す。 ニーナの恋人が生きていたのはびっくり。てっきりハントレスに殺されたのかと。それで復讐したかったのかと。 ニーナが女性兵士たちに迎えられる場面、友情のシーン、すごく良かった。チーム。 ニーナとイアンはそのうち離婚するだろうけれど、「同志」として友情が続くのか、くっついたり離れたりを繰り返すのか。ニーナは空を求めて、足を止めないだろう。ニーナについていけるのがイアンだったらいいな。 ハントレスも時代に翻弄されたのだろうか。平和な時代だったら、彼女の残虐さは目覚めなかったのだろうか。彼女が残虐な殺戮を行ったのは、20代の頃。考えさせられる。 アンネローゼは自分も被害者だと思ってる。十分に罰を受けていると思ってる。その罰の内容があまりに自分勝手で、こいつ本当にどうかしてる!て思った。 でも、日本にもいる。昨日、ツイッターで、情報開示を求められた対象の人が、「裁判を起こされると心配で病みそうだからやめてくれ」とか「私が自殺したらどうするつもり?」とか言っているのを見たばかりだったので、ハントレスの論法が本気だと思った。本当に自分が被害者だと思ってる。こういう人たちにどう伝えれば、自分が加害者側だとわかってくれるのだろうか。共感性の問題なのか。 アンネローゼが子育てできたことも怖い。身を守るためのカモフラージュのため、幼い子供を育て守ることは大変だったはず。ひょっとすると愛情があったのかもしれない。その母親を殺しておきながら。その辺りの矛盾も恐ろしい。 一箇所、「心を割って話し合おう」と書かれていたシーンがあって、ん?て思った。

Posted by ブクログ

2022/05/30

第二次世界大戦中に存在した「ザ・ハントレス」を追う英国人イアン。父の再婚相手に不信感を持つ米国人ジョーダン。シベリアバイカル湖で育ったロシア人ニーナ。それぞれの視点で描かれる物語は絡み合い1人の女へと辿り着く。……最高に面白い→ 歴史ミステリー、というにはミステリー弱めやけど、...

第二次世界大戦中に存在した「ザ・ハントレス」を追う英国人イアン。父の再婚相手に不信感を持つ米国人ジョーダン。シベリアバイカル湖で育ったロシア人ニーナ。それぞれの視点で描かれる物語は絡み合い1人の女へと辿り着く。……最高に面白い→ 歴史ミステリー、というにはミステリー弱めやけど、私は読んで良かった!!もう、すごい。ニーナ最強。ジョーダンかっこいいし、イアンとトニーは言わずもがな。各章の引きが凄くて後半一気読み!!分厚さに尻込みせずに是非読んでほしい(750ページ以上あるので、腕は疲れる笑)

Posted by ブクログ

2022/05/30

実に750頁超え、本に手にした時は厚さにビビるが、読み始めたら止まらない。ジョーダン、ニーナ、イアンこの三人の名前の章が順繰りに進んでいくが、キャラクターが立っており、どの章の話も実に面白い。其々の支線が途中から交わって一つになるのもまた、ワクワクさせる。

Posted by ブクログ