1,800円以上の注文で送料無料

宝島(下) 講談社文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

宝島(下) 講談社文庫

真藤順丈(著者)

追加する に追加する

宝島(下) 講談社文庫

定価 ¥715

495 定価より220円(30%)おトク

獲得ポイント4P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2021/07/15
JAN 9784065243749

宝島(下)

¥495

商品レビュー

3.7

27件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/06/22

英雄と呼ばれた戦果アギヤー、オンちゃん。 その英雄が姿を消してから何年も経過していた。 残された幼馴染、恋人、弟の三人。 三人もまたバラバラとなっていた。 それぞれの生活を手にして。 涙なくして読めない後半の怒涛の展開。 これは沖縄の全てが詰まった大叙事詩である。

Posted by ブクログ

2024/04/09

面白かった。本当に、胸が熱くなる。 沖縄という土地で生まれ、暮らす人々の、アメリカと本土に制圧されているからこその悔しさとか辛さとか、自分たちの島を守りたい気持ちとか、一体感とか、とにかくすごい熱量が伝わってきてとても良かった。語りが良い。(ハイサーイ!) 最後の最後に明かされる...

面白かった。本当に、胸が熱くなる。 沖縄という土地で生まれ、暮らす人々の、アメリカと本土に制圧されているからこその悔しさとか辛さとか、自分たちの島を守りたい気持ちとか、一体感とか、とにかくすごい熱量が伝わってきてとても良かった。語りが良い。(ハイサーイ!) 最後の最後に明かされる、オンちゃんが嘉手納基地で手に入れた「戦果」に驚かされたし、点と点が繋がりすぎて震えた。グスク、レイ、ヤマコ、それぞれは警察、テロリスト、教員となり、それぞれの人生を歩む。 最後にタイトルの意味もしっかり感じることができる。戦果アギヤーの戦果は、戻ってきている命だし、この大地と海と自然すべてと、目の前の友人とかつての恋人と、同じ目標に向かって進む同士と、沖縄を駆ける風と、空と。沖縄という土地をより好きになれる。日本の宝だと思える、だからこそ米兵が起こす事件や、日本本土にないがしろにされているような描写が悔しい。当時沖縄で住んでいた人たちはもっと悔しかったろう。それでも誇りを捨てずに、共闘して立ちあがろうとした民間人たちの熱さにやっぱり泣ける。 立ち上がれ!!みたいな気持ちがどんどん伝わってきて、グッと力を入れてしまう場面がたくさんあった。 感想を全然言語化できなくて悔しい。アツい、しか言えない。でもとにかくアツい。誇りを。 うちなんちゅー大好き、あきさみよう!!!! ウタが沖縄の地で、いろんな幸せに触れられてよかった。世界は愛すべきもので溢れている。あきさみよう!!!!!

Posted by ブクログ

2024/04/07

失われたものは取り戻すー。そんな叫びが聞こえるようなクライマックスの暴動の場面には、これまで世界各地で見てきた市民と権力との衝突と、人権を踏みにじられてきた無名の人々の痛みが重なるようであった。題名の「宝島」の宝とは、有名な沖縄のあの言葉にその答えがあり、それがあってこそ、美しさ...

失われたものは取り戻すー。そんな叫びが聞こえるようなクライマックスの暴動の場面には、これまで世界各地で見てきた市民と権力との衝突と、人権を踏みにじられてきた無名の人々の痛みが重なるようであった。題名の「宝島」の宝とは、有名な沖縄のあの言葉にその答えがあり、それがあってこそ、美しさと人々の幸せを願われるものであると感じた。

Posted by ブクログ

関連ワードから探す

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品