商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2021/07/15 |
JAN | 9784065243749 |
- 書籍
- 文庫
宝島(下)
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宝島(下)
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商品レビュー
3.7
28件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
超大作でした。 内容は面白くて最後どうなるのか気になったけれども、とにかく長くて、中々読み進められなかった。 最後消えたヒーローが戻ってくることを期待したけど、思い通りの結末にはならなかった。でもスッキリ。なるほどな、そこで繋がるのかと思う展開だった。 沖縄の基地問題について色濃く描かれており、心が痛んだ場面も多かった。実際の関係者は感情移入しちゃうんじゃないかな。
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英雄と呼ばれた戦果アギヤー、オンちゃん。 その英雄が姿を消してから何年も経過していた。 残された幼馴染、恋人、弟の三人。 三人もまたバラバラとなっていた。 それぞれの生活を手にして。 涙なくして読めない後半の怒涛の展開。 これは沖縄の全てが詰まった大叙事詩である。
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面白かった。本当に、胸が熱くなる。 沖縄という土地で生まれ、暮らす人々の、アメリカと本土に制圧されているからこその悔しさとか辛さとか、自分たちの島を守りたい気持ちとか、一体感とか、とにかくすごい熱量が伝わってきてとても良かった。語りが良い。(ハイサーイ!) 最後の最後に明かされる...
面白かった。本当に、胸が熱くなる。 沖縄という土地で生まれ、暮らす人々の、アメリカと本土に制圧されているからこその悔しさとか辛さとか、自分たちの島を守りたい気持ちとか、一体感とか、とにかくすごい熱量が伝わってきてとても良かった。語りが良い。(ハイサーイ!) 最後の最後に明かされる、オンちゃんが嘉手納基地で手に入れた「戦果」に驚かされたし、点と点が繋がりすぎて震えた。グスク、レイ、ヤマコ、それぞれは警察、テロリスト、教員となり、それぞれの人生を歩む。 最後にタイトルの意味もしっかり感じることができる。戦果アギヤーの戦果は、戻ってきている命だし、この大地と海と自然すべてと、目の前の友人とかつての恋人と、同じ目標に向かって進む同士と、沖縄を駆ける風と、空と。沖縄という土地をより好きになれる。日本の宝だと思える、だからこそ米兵が起こす事件や、日本本土にないがしろにされているような描写が悔しい。当時沖縄で住んでいた人たちはもっと悔しかったろう。それでも誇りを捨てずに、共闘して立ちあがろうとした民間人たちの熱さにやっぱり泣ける。 立ち上がれ!!みたいな気持ちがどんどん伝わってきて、グッと力を入れてしまう場面がたくさんあった。 感想を全然言語化できなくて悔しい。アツい、しか言えない。でもとにかくアツい。誇りを。 うちなんちゅー大好き、あきさみよう!!!! ウタが沖縄の地で、いろんな幸せに触れられてよかった。世界は愛すべきもので溢れている。あきさみよう!!!!!
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