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未来 双葉文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 双葉社 |
発売年月日 | 2021/08/05 |
JAN | 9784575524871 |
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商品レビュー
3.9
369件のお客様レビュー
辛い経験をしていても、言葉にできない子が世の中にたくさんいる。気付いてあげるためにはどうしたら良いのだろうか、、と考えさせられる
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2018年の単行本第一刷で読んだ(他者のレビューにある筆者のメッセージに触れられないことは残念) 恥ずかしながら 賞取レースにの峰意図され、一番早く落ちた事も知らなかった。 しかし、この厚さだけではなく、取り上げている現代的な問題への取り組みの想いは十分に伝わってくる展開だった。...
2018年の単行本第一刷で読んだ(他者のレビューにある筆者のメッセージに触れられないことは残念) 恥ずかしながら 賞取レースにの峰意図され、一番早く落ちた事も知らなかった。 しかし、この厚さだけではなく、取り上げている現代的な問題への取り組みの想いは十分に伝わってくる展開だった。 序章で章子の周辺状況から掘り下げられていく。「30歳の」みらいのわたしからの手紙という形で「章子の心象風景」がベールを脱いでいく・・それは熾烈なものであり、小学生の彼女にとって言葉を絶するような過酷なもの。 嫌ミスで名を挙げただけあって、実力は履歴が示している。とはいうものの、個人的には筆者の小説作法が肌に合わず、避けてきた~トルストイが語る【すべての幸福な家庭はたがいに似ている。不幸な家庭はそれぞれの形で不幸である】という言を噛み締めつつも、余りの重なる苛酷な状況が読み続けることを苦悩の奈落へ落とされて行く感覚が大きい為。 しかし、現実は苛酷、きわめて人の在り様を描いているとは思う。読了後「未来」という題をつけた筆者の想いは濃い灰色の靄の中で浮遊しているままだった。 エピソード1~3は序章で語られた状況を不可彫りしていく部分・・そこで読み手はリアルを目の当たりにするのだが。。。精神疾患、自殺、故意の焼死、乖離性障害的な設定(ひいてはいじめの現況がそこにあったケースの解決への道の困難さ)近親相姦 自分のメンタルのやわさを改めて自覚した・・辛すぎて、とぎれとぎれで時間をおいてでないと読み続けられなく。。 ここまで現代の問題状況を網羅した作品から送るメッセージを受け止められる自分はない・・そう強く思った。 だが、評価はできる~作者の想いと実力。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「未来へ」というタイトルがとても深い。 本を読み進めていくと、フィクションであるにも関わらず、今、この瞬間にもこうやって声を上げることが出来ず、苦しんでいる子ども達がいるのではないかと考えさせられる1冊。 そしていつものことながら、伏線回収がすばらしい。全く繋がりのない人達の話のようで、意外なところで結びついて、繋がりを理解した瞬間がとても気持ちいい。
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