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彼岸花が咲く島
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2021/06/25 |
| JAN | 9784163913902 |
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彼岸花が咲く島
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商品レビュー
3.7
196件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
女性しかなれない「ノロ」が多くの権力を持つ島。そうなった経緯が明かされてからは妙に納得もできてしまったし、その伝統を受け継ぎ続ける「ノロ」の責任感の大きさを感じた。宇実たちがこの後どうなっていったのか気になる。
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時代も場所も分からない少女達の邂逅から少しずつ情報が出てきて、あれ?車がある時代なんだ?というあたりから何となく結末が予想される。 文明はあるけど切り離されている場所。神話でシステム化された世界。何となく似た漫画や映画は見たことある気がしたので、もっと創作的なわりと絶望的なラストがあるのではと身構えていた。結末はもっと現実的で、今の日本と地続きの世界かもしれないとちょっと思わせられるような‥だからこそひやっとした恐ろしさを感じた。
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彼岸花が咲く島にたどり着いた少女は記憶を失っていた。ノロが島民を守るその島は、それまで少女が知っていた世界とはまるで違う。言葉も違っているが、『女語』と言われる言葉と少女の使う『ひのもとことば』とは似ていて……。 最後の辺りの『美しい日本』という単語が入り込んでくる。これだけファンタジーで固めたくせに、最後の方はがっつり政治思想かよと突っ込みたくなった。 島の歴史は、日本で外人が迫害されて、そこから逃げてきた人たちが島にたどり着いた。そこで、島の人たちを殺して島を奪うと、次は台湾が中国に攻め込まれてそこから逃げてきた人たちも島に逃げ込んできた。島の人たちは台湾の人たちも殺したが、戦続きが嫌になり、すみ分けて島で一緒に暮らすことにした。と、同時に島の歴史と言葉を女たちに託して、男はその立場から降りた。女語も歴史も男には教えない決まりになった。 というもの。 さらに島では、婚姻はない。恋愛は自由で妊娠したら、女が産むかどうかを選べる。産んだ後は学校(乳児院)に預けて、そこで2歳まで子供は育てられる。それ以降は親の資格が認められた人の手に渡される。ということだった。 子どもの人権もない上に、育てる責任もないのすごいな。 子供にとっては、愛着が必要な時期に慣れ親しんでいた人(親)と引き離されるシステムになってる。これ、乳児院なんかでも問題になってるらしいけど、幼少期に信頼している人間から引き離すと『人間不信』『愛着障害』など色々弊害を起す。つまり、最悪システムがこの島で成り立ってしまってるってことになる。 あとは、沖縄の人たちを全滅させるとか、彼岸花は依存性があるから「チュウゴク」などに売れるとか……それ歴史的にいろいろ踏みまくってないか?と思ってしまった。 成人になった女性が子供のように泣きだすのはどうなのだろう。さらに泣いているヨナを見て、ウミが「麻酔効果のある彼岸花を使えば……」と言い出すが、大ノロが皮肉で返すシーンもいい年をした老婆がそんな大人げない事を言うだろうか。その言葉はおそらく『今までの新人のノロ』たちも言っていた可能性がある。これまでも適当にあしらう言葉があったと思うのに、皮肉でわざわざ返さないといけないのだろうか。それともずっと皮肉で返して来たの?大ノロという立場の人間が? 物語としても細部が引っかかって、全く浸れない。 キャラクターも世界観も物語も全部モヤっとする。 ごちそうさまでした。
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