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金の角持つ子どもたち 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2021/05/20 |
JAN | 9784087442526 |
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金の角持つ子どもたち
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商品レビュー
4.4
215件のお客様レビュー
俊介の直向きに頑張る姿、それを見て応援する親や塾講師、一緒に励まし合う塾の仲間、全てが尊く素敵だなと思いました。 目標に向かって頑張り続ける経験は、結果がどうであれその後の人生で困難があっても乗り越える力になるだろうし、貴重な経験です。 しかし、俊介のように家が裕福ではなく、親が...
俊介の直向きに頑張る姿、それを見て応援する親や塾講師、一緒に励まし合う塾の仲間、全てが尊く素敵だなと思いました。 目標に向かって頑張り続ける経験は、結果がどうであれその後の人生で困難があっても乗り越える力になるだろうし、貴重な経験です。 しかし、俊介のように家が裕福ではなく、親が受験思考でもないのに、本人が目標を持って強い意志で受験をする小学生は少ないと思います。 環境上、周りにお受験思考ママがたくさんいるのですが、その子どもたちの多くは私立小学校へ通い、疑問を持つことなく中学受験のために小3から塾へ行きます。 その子どもたちもきっと直向きに勉強を頑張っているのだと思いますが、俊介ほどの強い動機を持って受験に挑んでいる訳ではないのでは?と思います。 私は逆に、裕福な子たちの泥臭い中学受験戦争や心の内を読んでみたかったので、俊介のように特殊な設定だとリアリティがないなと思いました。 加地先生にしても、弟のように勉強がわからなくなって自信を失う子を助けたいのはわかるのですが、それなら進学塾ではなく学習塾の講師では?と腑に落ちませんでした。 中学受験をしない子どもたちと比べると、私立小学校生や中学受験をする子どもたちは、運動量と遊びの量にとても差があります。自由に友達と遊ぶ地域の子どもたちを見ていると、発達過程の子どもが何時間も座って勉強をすることには失うものが多いと感じます。その精神力には感心しますが、俊介のような強い動機が子ども自身にないのなら、親のエゴに思えます。だから、そういう家庭の子の直向きに頑張るストーリーを読みたかったです。 ブクログでは高評価ですが、他ではリアリティがないとか、浅い、というレビューもたくさん見ました。 小説としてはおもしろかったのですが、特に中学受験を肯定したい親には美談で支持されるのかなと感じました。
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小5の3月にサッカーをやめて中学受験に舵を切る俊介。俊介の夢を実現させるために支える家族や塾講師。母親目線で読んじゃうよね。俊介のお母さん・菜月の境遇が可哀想すぎて、胸が痛かった。久々に小説読んで泣きました。 うちは夫の方針と子ども達の意思で中学受験させずに区立中→都立高校...
小5の3月にサッカーをやめて中学受験に舵を切る俊介。俊介の夢を実現させるために支える家族や塾講師。母親目線で読んじゃうよね。俊介のお母さん・菜月の境遇が可哀想すぎて、胸が痛かった。久々に小説読んで泣きました。 うちは夫の方針と子ども達の意思で中学受験させずに区立中→都立高校→大学って選択してるけど、家族一丸となって闘える中学受験って良い経験になりそうだなぁとは思います。 第1章「もう一度、ヨーイドン」 お母さんの菜月目線 第2章「自分史上最高の夏」 俊介くん目線 第3章「金の角持つ子どもたち」 塾講師の加治先生目線
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中学受験を舞台にした小説。 実際に受験を経験した人には刺さるのでは。 小説内にも出てくるように、受験には(年齢が低いほど)賛否あるけど、当人たちの努力は価値あるもの。自分も経験者だけど、自分自身過小評価していた当時を再評価できた(してもらえた)気がして嬉しくなった。 また、大...
中学受験を舞台にした小説。 実際に受験を経験した人には刺さるのでは。 小説内にも出てくるように、受験には(年齢が低いほど)賛否あるけど、当人たちの努力は価値あるもの。自分も経験者だけど、自分自身過小評価していた当時を再評価できた(してもらえた)気がして嬉しくなった。 また、大人の学び直しについても描かれており、何となくやる気を貰えた。 教育の在り方について幅広く考えさせられる1冊でした。
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