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命は誰のものか 増補改訂版 ディスカヴァー携書227
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
発売年月日 | 2021/04/23 |
JAN | 9784799327296 |
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命は誰のものか 増補改訂版
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商品レビュー
4.3
7件のお客様レビュー
ACP; Advance Care Planningは生命倫理の考え方からすると良いもののように聞こえる。しかし、現実には強いられた自己決定が出てくる。ACPを良いものとする考えは正しい。現実の日本の医療はACP以前の実態がある。林田医療裁判(平成26年(ワ)第25447号損害賠...
ACP; Advance Care Planningは生命倫理の考え方からすると良いもののように聞こえる。しかし、現実には強いられた自己決定が出てくる。ACPを良いものとする考えは正しい。現実の日本の医療はACP以前の実態がある。林田医療裁判(平成26年(ワ)第25447号損害賠償請求事件、平成28年(ネ)第5668号損害賠償請求控訴事件)では患者の長男が延命につながる治療を全て拒否し、それで治療方針が決まってしまった。ACPの要求するプロセスも経ていない。 ACPが強いられた自己決定になる背景は、社会保険費用の削減の狙いがあるからである。公務員の責任逃れ、負担逃れと自己決定は相性がいい。誘導や強制された自己決定でも形式的には本人が自己決定したものと扱われる。公務員のアリバイ作りの自己決定になる。 日本では最終的な医療・ケアに何を選択するかの議論に終始し、人生の最終段階を穏やかに過ごすことができる環境作りの議論が等閑にされる傾向がある。厚生労働省がACPの愛称を人生会議としたことも問題である。ACPは計画(Planning)であり、計画を立てることが目的である。ところが、人生会議としたために会議をすることが目的化してしまう。 人生会議には安楽死に誘導する側面がある。現実に経済学者の成田悠輔氏は高齢者の集団自殺が日本の高齢化社会の解決策であると語った。ディストピア映画『PLAN75』が現実味を帯びている。
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臓器移植や遺伝子操作等、ゾッとしたというのが正直なところ。 生物は長い年月の中で生きているのに、天文学的な技術の進歩(?)についていけるものなのだろうか? 自分のモヤモヤ感を大事にしながらも、色んな立場の多様なモノの見方があることを忘れずに、他人事にせずに考えたい。
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生命倫理の入門書と言われているだけに分かりやすく書かれている。改訂版という事で、COVID19のトリアージ、優生保護法問題、「人生会議」の問題について、最後は遺伝子改変技術についてまとめられている。生命倫理の問題では自己決定権が取り沙汰されるが、何のための自己決定なのか言葉に騙さ...
生命倫理の入門書と言われているだけに分かりやすく書かれている。改訂版という事で、COVID19のトリアージ、優生保護法問題、「人生会議」の問題について、最後は遺伝子改変技術についてまとめられている。生命倫理の問題では自己決定権が取り沙汰されるが、何のための自己決定なのか言葉に騙されずに、しっかり学び議論をすることが大切であることがわかる。いずれにせよ、新しい技術が、この先どのようなことを社会に起こすかをしっかり想像しながら考え、専門家だけに任せずに民主的議論で進めていく事が大切である。
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