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「役に立たない」研究の未来
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「役に立たない」研究の未来

初田哲男(著者), 大隅良典(著者), 隠岐さや香(著者), 柴藤亮介

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「役に立たない」研究の未来

定価 ¥1,650

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 柏書房
発売年月日 2021/04/13
JAN 9784760153480

「役に立たない」研究の未来

¥385

商品レビュー

3.9

18件のお客様レビュー

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2024/02/08

物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください

Posted by ブクログ

2023/02/26

初田さんが指摘していた、知識は唯一、使えば使うほど価値が増える、という点は興味深い。誰でもわかる役に立つものは陳腐化も早いのかもしれず、日本が成熟国になる過程ではとるべき選択肢ではないのだろう。知で立国するのが有力であり、この本で議論されていることが議論の端緒になりそう。 学問・...

初田さんが指摘していた、知識は唯一、使えば使うほど価値が増える、という点は興味深い。誰でもわかる役に立つものは陳腐化も早いのかもしれず、日本が成熟国になる過程ではとるべき選択肢ではないのだろう。知で立国するのが有力であり、この本で議論されていることが議論の端緒になりそう。 学問・科学の政治との距離の取り方、大衆社会での基礎研究の支持の集め方とアウトリーチの難しさなども浮かび上がってきた。 こうした領域横断的な知の交流は読んでいて楽しい。かつアカデミストの活動はうまくいってほしい。読後に調べてみると、発見を生み出す科学を支える自律分散的な取り組みとして近年はDeSciという取り組みもあるようで、日本が再興するためにと浸透するとよいと感じた。

Posted by ブクログ

2022/11/26

研究というと、「病気の治療に役立つ」とか「暮らしが便利になる」とか、そういう役に立つか立たないかで語られがち。 基礎研究や学術研究を「役に立つか立たないか」ではなくて、知的好奇心や探究心を満たすものでもいいじゃないか。 国は役に立つ研究を選び、そこに研究費を投じる。それでいい...

研究というと、「病気の治療に役立つ」とか「暮らしが便利になる」とか、そういう役に立つか立たないかで語られがち。 基礎研究や学術研究を「役に立つか立たないか」ではなくて、知的好奇心や探究心を満たすものでもいいじゃないか。 国は役に立つ研究を選び、そこに研究費を投じる。それでいいの?と思ったけれど、政治を憂いてもしかたないので、民間の団体が研究費用を支援する必要がある。そして、研究者ではない一般の人にも科学の楽しさを伝えて、「推し研究」を支援できる社会になっていけたらいいなと思った。

Posted by ブクログ