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ダチョウはアホだが役に立つ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2021/03/17 |
| JAN | 9784344037663 |
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ダチョウはアホだが役に立つ
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商品レビュー
4.3
32件のお客様レビュー
いやー、面白かった!ダチョウってこんなにアホなんだ、でも役に立つよねーと納得。ダチョウを見る目が変わりました。塚本先生とその周りの登場人物は最高に面白い方です!
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ダチョウへの溢れる愛とダチョウ自慢いっぱいの本です。ホントにダチョウってすごい!と驚くことばかり。塚本先生にノーベル賞取ってほしいなぁ。恩人であるダチョウ牧場の社長さんが存命のうちに。
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①ダチョウの生態、②免疫力の転用技術、③著者塚本先生自身の生い立ちからのストーリー、による三部構成。 業績として②がものすごいのだが、個人的には①と③が好き。①は脱力系の面白さ。ダチョウの"残念さ"が書かれているのだが、その裏側にあるダチョウとの付き合いの長...
①ダチョウの生態、②免疫力の転用技術、③著者塚本先生自身の生い立ちからのストーリー、による三部構成。 業績として②がものすごいのだが、個人的には①と③が好き。①は脱力系の面白さ。ダチョウの"残念さ"が書かれているのだが、その裏側にあるダチョウとの付き合いの長さや愛情が文章の端々に顕れており、それがなんとも心地よい。 また、③は人生を肯定できる勇気を与えてくれる。 小学1〜4年生まで学校にあまり通えず、平仮名の「え」「お」を書くことが怪しかった少年が、却って組織の暗黙の了解も打ち破り独自の発想で挑戦する力を育んだ、というエピソードは秀逸。 ただしこれはあくまで結果論だし、重要なのは「いまだに下駄箱のどこに靴を入れたか覚えるのが未だに苦手」と書かれているように、著者の塚本先生は自分の"ダメ"なところもそのまま受け入れているところだ。「組織で上手くやれずに出世も出来ませんでした」という結末もあり得るだろうし、それだったら「ダメ」という話ではない。 つまるところ、人にはそれぞれデコボコ(特長)があり、環境により強みにも弱みにもなる。弱みだと思っていたことが期せずして強みに転じることもあるし、転じないこともあるし、どうなるか分からないということだ。絶対的な強みや弱み、価値なんてものはない、とも言える。 こうなったら、もう自分を受け入れた者勝ちだ。自分自身が自分を受け入れられなければ、それはひたすら悲劇だし、楽しくない。自分を受け入れて抱きしめ、それがダメっぽく映るなら、塚本先生のように、ユルく面白そうに自己開示してしまえばいい。そういうヤツは、案外可愛がってもらえるものだ。 もちろん、塚本先生は実際にはこの本に書かれてるよりも相当ハードに働いて、勉強して、努力しまくった人なんだと思う。ユルくやってるだけでここまでの業績は築けないはずだ。ただこの本からは、そうしたものの根底にある、自分自身をユルく抱きしめる塚本先生のキャラクターが描かれており、それが彼の最大の人生の推進力になっているように感じた。 私はこの本をそう読んだ。とても価値ある読書体験だった。
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