ダチョウはアホだが役に立つ の商品レビュー

塚本康浩(著者)

2024/09/28

前に話題になっているのを見た覚えがあるけど、もっと話題になってもいいのでは？　と思うくらい、ダチョウの抗体がすごすぎると思った。

2024/09/08

単純にダチョウそのものに興味が湧いたし、ダチョウの卵から様々な抗体が「早く、安く、大量に」作られるという無限の可能性を秘めたお話に凄く感心しながら読んだ。ダチョウはアホだけど、本当に世界の救世主になる凄いやつ！ということを知れて勉強になった。毎年花粉症に苦しんでいるので、花粉に対する抗体を配合した飴ちゃんをぜひ食べてみたい。絶賛コロナ罹患中で辛いのもあり、ダチョウさんに縋りたくなった。

2024/08/31

パートナーや子どもが
入れ替わっても気づかない
アホなダチョウ。
でも抗体を作ったり、
凄いパワーを持っている。

人生の紆余曲折も
あった著者が、どこか自分と重ねながら、ダチョウに注ぐ愛情が微笑ましい。

ウイルスや抗体についての
ざっくり説明も分かりやすい。

2024/07/10

日天のゲストで塚本さんを知って、この本が紹介されていた。安住さんが関西弁で書かれていてまるでエッセイみたいに読み易いと言っていた。ラジオでの語り口調も飄々としているのに絶妙な関西弁が面白かったが、本もそのままな文体でニヤニヤしながら読んでいた。
ダチョウの抗体にはとんでもない可能性があるんだと驚いた。これからも研究が進んでいろんな分野で活躍することを願う。塚本さんも、学長と聞くとご高齢なのか？と思うけどまだ50代半ばなのでご活躍を期待したい。

2024/07/03

ダチョウはアホだけど、ダチョウ博士も相当なアホ（褒めてます）。みるみるうちにダチョウが好きになる。鳥さんが大の苦手で、近づいてきたら全力で逃げる生活を送っている私でも、ダチョウさんとはお近づきになりたい。

ダチョウは強者だ。脳みそが発達するのが強者ではないんだ。最強だからこそ、脳みそツルツルで問題なかったんだろうな。抗体が何段階にも応用されていく。温暖化も、疫病も、全てを救うのはダチョウなのかも。今のうちにどうにか仲良くなっておかねば。

2024/06/25

読んでいると自分もちゃんとダチョウのことが好きになってくる。
タイトルはどこかで聞いたようなものだが、著者が本当にダチョウが好きなんだなとわかる「アホ」という言葉だと思った。家族の群れが入れ替わっても、自分の子どもだと気付かないなど、まじかと思ってしまう生態なのがいちいちおもしろい。

一方で、類い稀ない回復力を持つことから、抗体や免疫の観点でウイルス対策の治療や花粉症改善にも役にたつ側面も印象的だった。

ダチョウを見て自分の生き方を考えるように、メンタル本としても有用なのだと思う。
↓
人間みたいになまじ脳が発達すると、明日のことを憂うようになり、何かと不安で仕方がない。それはそれで、けっこうしんどい気がします。
　結局、生物は適度にアホなほうがええのかもしれません。僕自身の人生を考えても、ええ具合にアホやったからこそ今がある気がします。（pp.50-51）

2024/02/07

一般人にも読みやすく、関西弁で書かれている。

ダチョウの生態って、こんなにおもしろいんやって興味がわいた。

ダチョウ抗体の発見素晴らしい！！

多少アホなくらいが世のため人のために役に立つのかもしれませんね。（本文より）
確かに、それくらいの方が人間も世の中生きていきやすいかもね、、

2023/11/14

アホで気の荒いダチョウを愛する著者が語る、
ダチョウの途轍もないパワー。真面目＆抱腹絶倒のエッセイ。
・はじめに
第1章 ダチョウってどんな鳥？そのすごさとアホさ
第2章 ダチョウ研究23年、その悲喜こもごも
第3章 ダチョウ抗体が秘める無限の可能性
第4章 鳥少年がダチョウ博士になるまで
第5章 新型コロナウイルスに立ち向かうダチョウパワー
・おわりに
各章末にコラム有り。

ダチョウって途轍もなくアホだけど、
途轍もない可能性を秘めてるよ～と、
語る著者自体も、途轍もないパワーの持ち主でした。
目玉よりも小さくシワのないつるんつるんの脳の持ち主。
混ざってしまえばメスも子どもも数すら忘れてしまうし、
カーブを曲がりきれずに激突しちゃうし。
ところが身体能力がやたら強い、ダチョウ。
自己治癒能力の高さ、抗体を作る能力の素晴らしさ！
大変だったけど鳥大好きの子ども時代を経て、
紆余曲折な学生時代を歩み、プラス思考で多くの糧を得て、
多くの縁とチャンスをも吸収し、役立つ研究に邁進する。
ダチョウ抗体って様々な面で役立っているんだな～。
鳥インフルエンザや新型コロナウイルス等についての
説明も分かり易かったな～。産学連携の事も。
何よりも、どんだけ好きなのかと思うほどの、
ダチョウ愛が零れ出ていてすごかったです。

2023/10/29

テレビで拝見して、直ぐに購入して読んだ本です。
読了してから随分経ちますが、今だに面白かったことが忘れられず、手放せない一冊です。笑
興味が人の役に立つ、素敵です。

2023/06/28

めちゃくちゃ面白かった。
ダチョウはアホだが役に立つ。まさに題名の通り。

学者もビジネスセンスを身につけるべき、というのはその通りだと思う。研究費が減らされる中、自身で研究費を稼ぎながら「役に立つ」研究を続けてきた著者はすごいと思う。

私は学問は「一見役に立たないことでも続けるべき」派なので、著者の言うことに全乗りはできないのだけど、役に立たない研究を続けるために、役に立つことをやって金を稼ぐとか、そういうセンスは今後学者にも必要になるんだろうなーと。古文漢文は役に立たないから教える必要はない！とか言い出す輩がいる中で、学問の火を絶やさないために、学者も賢くならないといけないのかもしれない。ダチョウの話とはちょっとズレるが、そんな感想を持った。