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白鳥とコウモリ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2021/04/07 |
| JAN | 9784344037731 |
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白鳥とコウモリ
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商品レビュー
4.2
1159件のお客様レビュー
東野圭吾作品を久しぶりに読んだ。 相変わらず丁寧な物語の運び、丁寧な心理描写でどんどんのめり込んでいった。 本作「白鳥とコウモリ」は、 容疑者の息子と被害者の娘が、自身の父親の過去と向き合いながら事件の真相を追う物語だ。 誰かが誰かの命を奪う。 そこには怨恨やもつれ、興味本位...
東野圭吾作品を久しぶりに読んだ。 相変わらず丁寧な物語の運び、丁寧な心理描写でどんどんのめり込んでいった。 本作「白鳥とコウモリ」は、 容疑者の息子と被害者の娘が、自身の父親の過去と向き合いながら事件の真相を追う物語だ。 誰かが誰かの命を奪う。 そこには怨恨やもつれ、興味本位でという動機が存在する。 それは当事者だけではなく、家族にも影響していく。 本作は誰の行動も、誰も救わなかった。 連作して最悪の結果を招いた。 ただ、2人だけは。通ずる。 立場が逆転して白鳥とコウモリが反転しても、 次の連鎖にならないようにその手を握れる日まで。 実写化するとのことで、松村北斗の佇まいや雰囲気、今田美桜の軸のある演技はかなり相性が良さそう。 映画が始まったら見に行こうと、今から楽しみです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
罪と罰、被害者と加害者、光と闇、白と黒が交錯するサスペンス。表題が『白鳥とコウモリ』となっているのは、その主題を暗示したものである。 序盤から敏腕刑事の活躍により、サクサクと捜査が進展。あっけなく犯人が自白し、一応の結末をみる展開に。が、むろん、まだ繰るべきページは大量に残ってある。むしろここからが本格的スタートだ。 「一応の結末」はそれなりに筋が通っており、むしろ完璧すぎる筋立てだったので、これで一件落着としても何ら遜色はない。刑事の出番はなく、あとは法廷闘争に向け、証拠固めにそれぞれの役どころたちが精を出していく。検事側は、自白以外に何一つ物証や人証のない本件を固めるために被告人の悪心証を形成する証拠収集に邁進し、他方で国選弁護側は、情状酌量上有利になる証拠集めに躍起となる。そう、裁判とは一種のゲームに他ならない。検察も弁護人も、そのゲームのプレイヤーに他ならず、ひとたびゲーム開始のゴングが鳴れば、相応に求められる役割をこなすようプログラミングされたシステムの駒でしかないのだ。 そのために、被害者遺族である美令および加害者家族である和真がともに懊悩する。提示された「自白」の加害者像及び被害者像に納得できず、おのずと真実を知りたいという衝動に駆り立てられていく。このあたりの展開が実に見事だ。よくある昔のサスペンスで、犯人は誰かをかばって嘘の自白をしてるんじゃないか、本当は無実なのに、と期待を持たせる展開のドラマがよくあった。そこで人情派の刑事さんなんかが、容疑者の無実を証明しようと捜査していく。何とも非現実な設定だが、刑事モノのよくある定番だ。しかし本作品は、そうした定番たる「誰かをかばって噓の自白」モノへの持って行き方がきちんと現代社会を見据えてなされているところ、なんとも心憎い。そう、システム化された法廷闘争という盤上の駒にされることに反発心を抱く美令たちの奮闘が、自然と「誰かをかばって嘘の自白」展開へと読者をいざなってくれるのだ。そこに人情派の刑事さんの活躍などとベタで非現実な設定の付け入るスキはない。 また、昭和に世間をにぎわせた、かの悪名高い「豊田商事」事件を彷彿とさせる事件をはじめ、世紀末にやたら社会問題視された「少年の心の闇」、そして現代風に裁判員制度と被害者参加制度という採用されたばかりの裁判システムを取り入れる等々、社会に対する造詣の深さと敏感さには敬服する。 ラストで意外な真犯人像が浮かび上がってくるのだが、その展開の持って行き方もまたスムーズで無理がない。二転三転のどんでん返しの末に、サイコパスな少年という犯人像に決着が行く。知希は語る、人を殺すという気持ちはどんなものか、味わってみたい、と。確かにひところ、人を殺してみたい、とか、なんで人殺しをしちゃいけないの? と問う少年らの心理が騒がれ、「少年の心の闇」とひとくくりに片づけられた時期があった。しかし今回の結末において、そのベタなテーマが唐突に持ってこられたのだ。この急展開にはいささか辟易としたものの、よく考えたら、知希という14歳の少年もまたシステム的なコマの一つに過ぎなかったのではないか、と思い至る。すなわち、この平和な日本社会において、殺人など非現実な事件は映画やドラマ、ゲームや漫画の中でしかありえない。その現実味のなさ、空虚感が14歳の少年をして「殺人」を純粋な好奇心の対象にさせる。それもある意味では、プログラミング的反応のようなものかもしれない。そして、ここが重要なのだが、そうしたプログラミング的反応をしてくれたおかげで、美令は父親が殺されたことにある種の踏ん切りがついたといえるのではないか。仮に、定番通り少年が家族もろとも迫害され、自身もいじめ抜かれた経験から復讐心を募らせた末の犯行というのであれば、美令は苦悩した。それだけの恨みを買って父親は死んでしまったのかと。しかし、ここでサイコパスな動機という意外な一面が浮上する。それがシステムとして発動するや否や、恨みを買って死んだ父という想定は背後に押しやられ、ただただ純粋に過ちの報いを受け入れた父という像が美令の中で確立する。それが、彼女の再生、その重要な第一歩となる予感がする。そんな読後感を強くした。
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誰が犯人なのかなとワクワクしながら読んだ 結果は意外なものだったが子供2人の結末後の展開が気になった
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