1,800円以上の注文で送料無料

文学少女対数学少女 ハヤカワ文庫
  • 中古
  • 書籍
  • 文庫

文学少女対数学少女 ハヤカワ文庫

陸秋槎(著者), 稲村文吾(訳者)

追加する に追加する

文学少女対数学少女 ハヤカワ文庫

定価 ¥1,056

605 定価より451円(42%)おトク

獲得ポイント5P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2020/12/03
JAN 9784151843518

文学少女対数学少女

¥605

商品レビュー

3.6

38件のお客様レビュー

レビューを投稿

2024/08/18

ほんタメのたくみさんがおすすめしていたので。 やたら主人公が中国っぽい名前だなと思っていたら、作者が中国の方だったようで、どうやら翻訳されたものらしい。 イギリスやアメリカの推理小説は読んだことがあったけれど、中国は初めてだ。世界中の本が読めて幸せだね。ちなみに翻訳ものって読み...

ほんタメのたくみさんがおすすめしていたので。 やたら主人公が中国っぽい名前だなと思っていたら、作者が中国の方だったようで、どうやら翻訳されたものらしい。 イギリスやアメリカの推理小説は読んだことがあったけれど、中国は初めてだ。世界中の本が読めて幸せだね。ちなみに翻訳ものって読みにくいのもあるけど、これは読みやすい文体だった。 連作短編集の形をとっていて、文学少女の私と数学小説の女の子、主人公のルームメイトが共通する登場人物。 フェルマーの最終定理の章が1番好きだった。途中の式が正しいか証明できなくても、結論が正しいと証明できるというのは面白かった。 推理小説のトリックがすごくて面白い!というのではなかったのだけれど、数学と絡めた推理方法や解説が今までになくてよかった。 途中、日本の小説を取り寄せるくだりがあって、吉屋信子の名前が出てきてびっくり。最近よく見るから縁があるのか読んだ方がいい気がしてきた。 でも確かに、吉屋信子って少女小説を書いていたからか本作もそれっぽい感じもするかも(?) あと中国の地理が分からなくて、いつも日本とか異世界ものばっかり読むから新鮮で面白い〜となった。

Posted by ブクログ

2024/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

作中作が数学と上手く絡んでいないと思った。 例えば、フェルマー最後の事件は、フェルマーの最終定理のドラマの一部と人の名前を作中作にて借用したというだけであって、それ以上は無い。事件の結末も、フェルマーの例の話のように、彼がどう証明したかは不明だが、偶然か必然か、答えは当たっていたんだよ、ということ。 申し訳ないが、大衆文学的なミステリーでこの終わり方は個人的に好みではなかった、納得がいかない。あぁ〜フェルマーとそう絡むのね、スッキリ〜とはならなかった。 ミステリーに驚きや意外性、騙し方の巧みさなどを求めている僕にとって、この小説はミステリーとして扱うと評価は低め。 かといって、推理小説に関する諸問題に考えを巡らすという点においても、行き着く先は後期クイーン的問題に対するありがちな答えだった。 ただ、構想するのが難しい話を作り上げたことは事実であり、ある程度お土産もあったので星3。

Posted by ブクログ

2024/02/15

作家を目指している少女と天才数学少女が推理小説を通じて関係を深めていくお話です。作中作が何個か登場し、文学少女はミステリ的な観点から、数学少女は数学らしく型に当てはめて推理をしていく様子はこれまで推理小説を読んでいく上で気にしたことがなかった視点を与えてくれました。犯人当てゲーム...

作家を目指している少女と天才数学少女が推理小説を通じて関係を深めていくお話です。作中作が何個か登場し、文学少女はミステリ的な観点から、数学少女は数学らしく型に当てはめて推理をしていく様子はこれまで推理小説を読んでいく上で気にしたことがなかった視点を与えてくれました。犯人当てゲームという非日常と主人公たちの世界という日常の切り替えといった点も驚くほど上手くてお気に入りの一冊になりました。 この作家さんの作品は初めて読んだのですが、3作目だそうで、本作の主人公が以前にも登場しているのでそちらも読もうと思っています。ただ、ここから読んでも特に問題は無かったです。

Posted by ブクログ

関連商品

同じジャンルのおすすめ商品

最近チェックした商品