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福岡伸一、西田哲学を読む 生命をめぐる思索の旅 小学館新書
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2020/11/26 |
| JAN | 9784098253869 |

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福岡伸一、西田哲学を読む
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福岡伸一、西田哲学を読む
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商品レビュー
4.2
13件のお客様レビュー
知の現場感がすごい。 緊張感のあるやりとりで、刺激的で甘美で尊くて、涙が出る。 科学と思想が統合され、未来を感じる。 星5つじゃ足りないです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は、生物学者の福岡伸一氏が、哲学者で西田哲学の継承者である池田善昭氏を相手に対話形式で進められるもので、難解とされる西田幾多郎の思想を、福岡氏の提唱する「動的平衡」の観点から読み解く構成になっている。 本書において特に印象的な議論は、時間の捉え方に関する議論と、学問の統合についての議論である。福岡伸一氏は、現代物理学で一般化されているミンコフスキー空間の枠組みによって時間を一本の軸として定式化することに、ある種の抵抗を示している。それは、生命が数直線の上で均質に流れる時間とは異なる、不可逆性や質的変化を伴う時間を生きているという直感に基づく。この抵抗は、西田幾多郎の哲学が説く「場所」や「絶対矛盾的自己同一」といった概念と響き合い、時間を"存在"としてではなく、"実在"として再考させる契機になっている。 また、福岡氏が強調する「学問の統合」の議論も本書の大きな魅力である。西田哲学が志向したのは、自然科学と人文学を隔てる垣根を越え、世界を全体として把握する思考の枠組みであった。福岡氏は、生物学の立場からこの理想を継承し、生命を理解するには分子レベルの分析だけでなく、歴史的・文化的文脈や哲学的考察を不可欠とすることを示す。ここには、専門分化が進む現代の学術環境への批評が込められており、知の断片化を超えて統合的な視座を取り戻すべきだというメッセージが読み取れる。 全体として、本書は科学と哲学の出会いが生み出す思考の豊かさを示す一方、既存の学問体系が抱える限界にも鋭く触れている。時間を一元的な物理空間の中に閉じ込めない視点、そして知を分断せず統合するという姿勢は、専門領域を超えて共有されるべき示唆を含んでいるように思う。
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メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1918466058815717523?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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