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はじめてのスピノザ 自由へのエチカ 講談社現代新書2595
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2020/11/18 |
| JAN | 9784065215845 |
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はじめてのスピノザ
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商品レビュー
4.2
88件のお客様レビュー
もっと読み込まないと。 でも、スピノザの哲学は自分な現代に生きるすべての人にとって一種の救いになるようなものだと感じる。 いろんな解釈に触れて理解を深めていきたい。
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〜感想〜 國分功一郎先生の暇と退屈の倫理学がわかり易く、面白かったので、國分先生が教えてくれるスピノザなら間違いないはずだと思い、本書を手に取りました。結論、國分先生のこともスピノザのこともさらに好きになりました! ━━━━━━━━━━━━━━━ 〜印象的なスピノザ論〜 ...
〜感想〜 國分功一郎先生の暇と退屈の倫理学がわかり易く、面白かったので、國分先生が教えてくれるスピノザなら間違いないはずだと思い、本書を手に取りました。結論、國分先生のこともスピノザのこともさらに好きになりました! ━━━━━━━━━━━━━━━ 〜印象的なスピノザ論〜 『すべての個体はそれぞれに完全である』 (この家は) 「まだ屋根がついていないから完成していない」 これは、私たちが完成された家についての一般的観念をもっていて、それと比較しているからである。 一般的観念というのはいわゆる偏見で、これまで何度も見たものに基づいて作られた観念にすぎない。それぞれの個体はただ一つの個体として存在しているにすぎない。 存在している個体は、それぞれがそれ自体の完全性を備えている。自然の中のある個体が不完全と言われるのは、単に人間が自分のもつ一般的観念、つまり「この個体はこうあるべきだ」という偏見と比較しているからであって、それぞれはそれぞれにただ存在しているのである。 『善悪は物事の組み合わせで決まる』 音楽それ自体は善くも悪くもない。ただそれは組み合わせによって善くも悪くもなる。つまり、自然界にはそれ自体として善いものや悪いものはないけれども、うまく組み合わさるものとうまく組み合わさらないものが存在する。それが善悪の起源だ 『善は活動能力を高める』 我々は我々の存在の維持に役立ちあるいは妨げるものを〔……〕、言いかえれば〔……〕我々の活動能力を増大しあるいは減少し、促進しあるいは阻害するものを善あるいは悪と呼んでいる。(第四部定理八証明) 私にとって善いものとは、私とうまく組み合わさって私の「活動能力を増大」させるもの。そのことを指してスピノザは、「より小なる完全性から、より大なる完全性へと移る」とも述べた。 『何びとも自分と同等でない者をその徳のゆえにねたみはしない』(第三部定理五五系) ねたみは憎しみそのものであり、したがって悲しみの感情である。そうやってねたんでいる時、私たちはより小なる完全性へと向かいつつあり、活動能力を低下させていることになる。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 〜印象的な語彙〜 コナトゥス(conatus)個体をいまある状態に維持しようとして働く力のこと。 エイドス(eidos)形相 変状(affectio) ある物が何らかの刺激を受け、一定の形態や性質を帯びること。
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スピノザの診察室から。 スピノザの思想をかじってみようかなくらいのテンションで読んでみたら、価値観がアップデートされるほどの衝撃を受けた。 特に「自由」についての考え方が心に残った。 「自由」とは、自分が何でもできるようになることではなく、自分のできる範囲で力をうまく発揮すること...
スピノザの診察室から。 スピノザの思想をかじってみようかなくらいのテンションで読んでみたら、価値観がアップデートされるほどの衝撃を受けた。 特に「自由」についての考え方が心に残った。 「自由」とは、自分が何でもできるようになることではなく、自分のできる範囲で力をうまく発揮することだという。 これは自分が最近考えていた、教育観にもつながる。以前は、経験によって自分のレベルが上がれば今できないこともいずれできるようになり、最適な教育が可能になると思っていた。でも、それは違うのかもしれない。教師にも置かれた環境、人間関係などによってできることは制限されるし、公教育における限界もある。それを理解した上で、どうすれば自分の力を発揮できるのか考え、トライアンドエラーしていくことが「自由」な働き方なのかとわかった。 「真理」に対する考え方も面白かった。真理とは誰もが疑うことのない絶対的なものではなく、自分自身が到達するものである。それは本人が気付くかどうかの問題であるということだ。つまり、真理を理解するために、自分にその力があるかどうか、メタ的にみる必要がある。すなわち、自分自身をよく知ることが何よりも大切だと感じた。
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