1,800円以上の注文で送料無料

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ 講談社現代新書2595
  • 中古
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-30-02

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ 講談社現代新書2595

國分功一郎(著者)

追加する に追加する

はじめてのスピノザ 自由へのエチカ 講談社現代新書2595

定価 ¥968

825 定価より143円(14%)おトク

獲得ポイント7P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2020/11/18
JAN 9784065215845

はじめてのスピノザ

¥825

商品レビュー

4.1

86件のお客様レビュー

レビューを投稿

2026/01/19

ゲスト フォトグラファー座間さんのお薦めの一冊 https://listen.style/p/jamsessionz/wlb6dl2q

Posted by ブクログ

2026/01/09

スピノザの主著『エチカ(倫理学)』。その難解な迷宮に足を踏み入れるための地図として本書を手に取った。そこで示されていたのは、「どのように生きるか」という問いに対する、現代的で力強い視点であった。 1. 世界の捉え方:神の「副詞」としての人間 スピノザが説く神とは、外部をもたない...

スピノザの主著『エチカ(倫理学)』。その難解な迷宮に足を踏み入れるための地図として本書を手に取った。そこで示されていたのは、「どのように生きるか」という問いに対する、現代的で力強い視点であった。 1. 世界の捉え方:神の「副詞」としての人間 スピノザが説く神とは、外部をもたない自然そのものである。私たちは自立した個別の「名詞」ではなく、神(自然)という唯一の実体が特定の現れ方をした「様態」に過ぎない。 本書で著者が用いた「私たちは副詞のような存在だ」という比喩は、非常に腑に落ちるものだった。私たちは独立して存在するのではなく、神という存在の「あり方」を表現している一つの現れなのだ。この世界観に立つとき、自分と世界は地続きになり、孤独な個体から宇宙の一部へと視界が開ける感覚を覚えた。この感覚は、インド哲学の「梵我一如」やアドラー心理学の「共同体感覚」にも通ずるものがある。 2. 善悪の再定義:能力を高める組み合わせ 次に、善悪の捉え方が倫理学の前提を覆す。スピノザは、物事自体に絶対的な善悪はないと断じる。あるのはただ、対象と自分が「うまく組み合わさるか否か」という事実だけだ。 自分を破壊する組み合わせを「悪」とし、自らの存在を維持しようとする力(活動能力)を高めてくれる組み合わせを「善」とする。道徳的な規範に縛られるのではなく、自らの力が発揮できる良い組み合わせをいかにして見つけ出すか。これこそがスピノザの言う倫理学の本質なのだと理解した。 3. 自由の解釈:意志の否定と真の自由 最も深く考えさせられたのは、自由の定義である。私たちは通常、自分の意志で何かを決めること(自発性)が自由だと考える。しかしスピノザは、意志もまた何らかの原因によって決定された結果に過ぎず、一つの行為は無数の要因が協同した多元的な決定であると説く。 では、人間に自由はないのか。スピノザはそうは言わない。彼にとっての自由とは、意志の有無ではなく「能動的であること」なのだ。自分に与えられた身体的・精神的な条件を認め、その条件に則りながら、自らの力を十分に表現できている状態。それこそが自由なのだと気付かされた。 結論:自由へのエチカ 自発性という幻想を捨て、自分を規定する条件を受け入れた上で、いかに能動的に生きるか。本書を通じて、自由とは「何でもできること」ではなく、「自分自身の本質をうまく発揮できること」なのだと教わった。 『エチカ(倫理学)』という高い山を登るための最初の一歩として、本書は「自由とは何か」という問いに対する力強い指針を与えてくれた。これからの私は、自分にとっての良い組み合わせを探索し、自らの力を表現する能動性を少しずつ広げていきたいと思う。

Posted by ブクログ

2025/12/15

スピノザについては、デカルトのあとにデカルトより突き詰めた人、神即自然 くらいしか知らなかったけど、あり得たかもしれない近代のキーパーソンとしてよむことができておもしろかった 17世紀、近代の始まりかけ

Posted by ブクログ