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凪の残響 警視庁殺人分析班 講談社文庫
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凪の残響 警視庁殺人分析班 講談社文庫

麻見和史(著者)

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凪の残響 警視庁殺人分析班 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2020/11/13
JAN 9784065216101

凪の残響

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商品レビュー

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2026/06/23

人の心は、ここまで静かに壊れていくものなのか。 湾岸エリアで発生した猟奇的な連続殺人事件。現場には犯人からの挑発的なメッセージが残され、警視庁殺人分析班の如月塔子たちは事件の真相を追う。 シリーズ11作目の安定感を感じる一冊だった。今回は湾岸エリアという舞台の存在感が強く、掲...

人の心は、ここまで静かに壊れていくものなのか。 湾岸エリアで発生した猟奇的な連続殺人事件。現場には犯人からの挑発的なメッセージが残され、警視庁殺人分析班の如月塔子たちは事件の真相を追う。 シリーズ11作目の安定感を感じる一冊だった。今回は湾岸エリアという舞台の存在感が強く、掲載されたマップと見比べながら読むことで、事件の広がりや土地の特徴をよりリアルに感じることができた。湾岸エリアならではの仕掛けも印象的で、シリーズの中でも特に舞台設定を楽しめる作品だった。 多くの警察小説が「誰がやったのか」を追うのに対し、本作が読者に問いかけるのは「なぜそこまでしたのか」だ。鷹野や塔子たちは証拠と筋読みを積み重ねながら真相へ近づいていくが、その先に見えてくるのは単なる犯人像ではなく、人の心の深淵である。 タイトルの「凪」は、犯人が犯行を淡々と進める心境を表していたのかもしれない。そこに至るまでには、理性では抑えきれない怒りや悲しみ、憎しみがあったはずだ。しかし感情が荒れ狂う時期を過ぎ、その思いだけが心の奥に沈殿したとき、人はかえって静かになるのかもしれない。荒れ狂う心を通り越し、凪いでしまうほどの憎しみ。その原点となった人物への思いが「残響」となって物語全体に響いていたように感じた。 また、如月塔子という主人公の魅力もシリーズの大きな魅力だ。決して万能ではなく、悩みながらも一歩ずつ成長していく姿は共感しやすく、気付けば事件の行方だけでなく、彼女自身の成長も見守りたくなっている。 犯した罪は決して許されない。それでも真相を知ったとき、そこにあったのは一時の激情ではなく、長い時間をかけて積み重なった思いだった。自分なら違う選択ができたと言い切る自信はない。そんな答えの出ない問いが、読後も静かな残響のように心に残り続けている。

Posted by ブクログ

2025/12/21

警視庁殺人分析班第11弾。 今回は、切断された女性の指がカフェやアクセサリーショップに遺棄されるという事件から始まる。 序盤から猟奇的な臭いが… また、今回は舞台となった土地が大きな意味を持っている。 片手の指だけ切断された被害者を早く救出したいと思う塔子だが、なかなかそこに辿り...

警視庁殺人分析班第11弾。 今回は、切断された女性の指がカフェやアクセサリーショップに遺棄されるという事件から始まる。 序盤から猟奇的な臭いが… また、今回は舞台となった土地が大きな意味を持っている。 片手の指だけ切断された被害者を早く救出したいと思う塔子だが、なかなかそこに辿り着けないことがもどかしい。 犯人は一体なんのために、被害者を拉致し、指を切断して遺棄したのか…なかなか真祖がわからない。 2025.12.21

Posted by ブクログ

2025/10/10

猟奇的な劇場型犯罪のように見える切断された指の遺棄から始まる一連の事件でしたが、最後に真相が分かると全てのピースの関係が想像通りのところもあれば違うものもあったことが分かるという、構成の完成度はシリーズの中でもトップクラスです。 殺人分析班の活躍というより犯人の構想力が際立つ作品...

猟奇的な劇場型犯罪のように見える切断された指の遺棄から始まる一連の事件でしたが、最後に真相が分かると全てのピースの関係が想像通りのところもあれば違うものもあったことが分かるという、構成の完成度はシリーズの中でもトップクラスです。 殺人分析班の活躍というより犯人の構想力が際立つ作品でした。

Posted by ブクログ

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