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凪の残響 警視庁殺人分析班 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/11/13 |
JAN | 9784065216101 |
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凪の残響
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
青海のショッピングモールのカフェでクランベリーソーダを頼んだ男がいた。店員は男を不思議そうに観察していて、男が店を出たあと、片付けに近づくと、クランベリーソーダが入っていたグラスの中には人間の指が2本入れられていた。 同日、そのすぐ後、アクセサリーショップにも男は現れ、立ち去った...
青海のショッピングモールのカフェでクランベリーソーダを頼んだ男がいた。店員は男を不思議そうに観察していて、男が店を出たあと、片付けに近づくと、クランベリーソーダが入っていたグラスの中には人間の指が2本入れられていた。 同日、そのすぐ後、アクセサリーショップにも男は現れ、立ち去った後には同じように指が2本置かれていた。 始まりは唐突に。クリスマスも近い時期。 男による大胆な行動。その後見つかる指を切られた遺体に忍ばせていたメモリーカードに録音された謎のメッセージ。 犯人の意図がずっと分からず、手詰まり状態で、今回は鷹野主任も塔子へお前の筋読みはないか?と何度も尋ねる場面があった。 シリーズが始まった当初では考えられないが、鷹野や他のメンバーからも意見を求められるようになっている塔子の成長、その問に自分なりの考えを巡らせる考察力、本当に成長したなぁと感じながらシリーズの長さも感じられ嬉しく思った。 最後に行われる犯人への調書は、塔子の独壇場だった。トクさんの最後の〆も良い。 塔子の語る、犯人の行動の理由はこうだったんじゃないですか?というのを読んでいくと泣けてくる。犯人は残忍であるが残忍になろうとしてなりきれなかった人である。 地理を使った捜査はお見事、と思った。
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切断された二本の指がクランベリーソーダに沈められていた。 如月塔子は被害者救出に奔走するも、嘲笑うかのように犯人は遺体の在り処を告げる。 だが、なぜか遺体からは親指だけが見つからず、代わりに警察に対する異様な音声メッセージが残されていた。 犯人の恐ろしい狙いとは。
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心理的描写よりも淡々と物語が進んでいくパターン でも それがより情景を想像でき楽しく読める。 人物たちも個々それぞれ特徴があって愛おしい。 今回も楽しく読みました! 河上と鷹野のやりとり、最高にジレるー。
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