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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2020/11/11 |
JAN | 9784591167984 |
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商品レビュー
4.4
1381件のお客様レビュー
さりげなくも優しく的を射たレファレンス
本書は5章からなる連作短編集であり、章立てにはなっているが、各章は、とある街で自分の仕事や生活、境遇に不安や不満を感じ、悩みを抱えていながら、そこから一歩を踏み出せずにいる様々な年代の男女を主人公とするそれぞれ独立した物語である。ただし、各物語にキーパーソンとして登場するのが、そ...
本書は5章からなる連作短編集であり、章立てにはなっているが、各章は、とある街で自分の仕事や生活、境遇に不安や不満を感じ、悩みを抱えていながら、そこから一歩を踏み出せずにいる様々な年代の男女を主人公とするそれぞれ独立した物語である。ただし、各物語にキーパーソンとして登場するのが、その街のコミュニティハウスの図書室の一隅に泰然と控える女性司書の小野さんである。著者による秀逸な人物造形と相まって、彼女のさりげなくも優しく的を射たレファレンスによって、主人公達が自ら目と心を開き前へ進もうとする姿は清々しく、勇気や希望を与えてくれる。特に第5章は自分自身と重なり合うところが多く心に沁みた。
fugyogyo
色々な世代の、人生に悩みを持つ人たちが、図書室で司書の小町さんからおすすめされた本と付録をきっかけに、自ら答えを出し、新たな一歩を踏み出すお話。 どのお話も、読んだ後に気持ちがスッキリする、穏やかで前向きで優しいものだった。 イキイキと生きることが、真に"生きる&quo...
色々な世代の、人生に悩みを持つ人たちが、図書室で司書の小町さんからおすすめされた本と付録をきっかけに、自ら答えを出し、新たな一歩を踏み出すお話。 どのお話も、読んだ後に気持ちがスッキリする、穏やかで前向きで優しいものだった。 イキイキと生きることが、真に"生きる"ということなんだなと感じた。 「人が人と関わるならそれはすべて社会だと思うんです。接点を持つことによって起こる何かが、過去でも未来でも。」 社会から遮断されて孤独と感じる日もあるけど、生きていれば人と関わる。 過去の人かもしれない、未来の人かもしれない。 見えない誰かに対してかもしれない。 そう思うと、私のすることも無駄じゃないと思えて心が救われた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
すごーーーくよかった、今年読んだ本でTOP3に入る。 青山さんらしいほっこりさがありつつ、そうだよなーって人生について納得させられ、登場人物の心情に共感して涙も。 5話の短編のうち、特にまんなか2つがよかったな。 バリバリ大好きな編集の仕事をしてきて出産を経てすぐ現場に戻ったけど、異動させられてモヤモヤを抱える40歳の夏美。 仕事と家庭の両立、女性の葛藤。大切な子なのに、まるで子供のせいで自分の人生が狂ったように感じてしまう、、私は子供はいないけどやり切れない想いに共感してぎゅっっとなった。その後、これまで頑張ってきたことが報われるタイミングがきて。この流れに居合わせたからって良くしてくれる周囲の存在は、間違いなく夏美が築き上げてきたもの。私は人間関係にかなり線引きをしてしまうタイプで、外部の人にはドライだけど、、私もそんな風に、見返りを求めずその時々で誰かの為に何かできる人間でありたいなあと思った。 仕事に行けなくなりニートになって母息子2人暮らしの30歳浩弥。仕事が続かなくなって自分を好ましくない変異のように思ってしまうけど…卑屈になっていた自分に気がつき前を向いていく話。 同級生が夢を叶えた時に素直におめでとうと喜んだ浩弥と、浩弥に昔もらった言葉を糧に頑張ってきた当人。そして最後お母さんとのシーン、、、涙止まらなかった、、頑張って目の前のことに取り組んでいたら道は開ける。日々を大切に丁寧に生きて行こうって思わされた。 何度も読み返したい本。
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