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闇の脳科学 「完全な人間」をつくる
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闇の脳科学 「完全な人間」をつくる

ローン・フランク(著者), 赤根洋子(訳者), 仲野徹

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2020/10/14
JAN 9784163912752

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商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2023/11/23

くそおもろ 天才っているんだ 快感と苦痛は紙一重 どちらもスイッチひとつで生み出せる 人間をどんな用途のための道具に造りかえることも可能だし、感情や倫理観はどうにでも変えられる 形成外科▶︎美容整形 神経外科▶︎脳深部刺激 倫理警察うっせーわ ロバート・ガルブレイス・ヒース

Posted by ブクログ

2023/10/05

1章 同性愛者を脳の我的刺激により、治療する。 衝撃的な実験内容。3ページ食い入るように見てしまいました。 倫理・人間の進歩のためにするのか等面白いテーマで構成されていました。

Posted by ブクログ

2022/10/21

脳をコントロールする実験 ロバート・ヒース医師の物語だ 忘れられた医師の活躍をよく掘り返して取材している 1950年から行われた実験 は精神疾患者の治療だった 1972年に論文が発表されている 倫理的なのか冒涜なのか マッドサイエンティストなのか 1980年代からはドーパミン...

脳をコントロールする実験 ロバート・ヒース医師の物語だ 忘れられた医師の活躍をよく掘り返して取材している 1950年から行われた実験 は精神疾患者の治療だった 1972年に論文が発表されている 倫理的なのか冒涜なのか マッドサイエンティストなのか 1980年代からはドーパミンやセロトニンが発見されて投薬治療が進んでいるが、 それでも脳内深部刺激療法はパーキンソン病では現在も使われている 脳に電極を入れる治療法は今も続いているのだ そして電極治療はロボトミー手術として、色々実験されてきたと言うことだ ヒースも、統合失調症患者の脳に電極を埋め込み実験は成功した 数ヶ月ぶりに患者は医師たちの質問に答える事ができたのだった キリスト教の倫理観の主流の社会の中で先例の無い取り組みは拒否反応も強かったようだ 1950年代以降とは第二次対戦後の帰還兵への対応で神経外科医のニーズも高まっていた事が背景にある その後もベトナム戦争へと向かい、今なおロシアが戦争をしている サイエンティストを責めるべきではない 戦争がもたらす悲劇が危険すぎるのだ ヒースが忘れられて、改めて今最先端の治療法として取り組まれているようだ アルコール依存症、拒食症、過食症などに改善が見られる治療法としても有効らしい ここで 脳を操作することは 私 を操作する事だと倫理的側面に話しが進む 人格に影響を与えるのだ 別人になる ヒースの研究は非倫理的だったとも評価される ヒースは薬の投与実験もしている 快楽物質の投与がもたらす成果を確認している 著者自身が 鬱病で、セロトニンの投与をして実感していると言う 快楽を含め、幸福とは何だろうと考えることになる 薬の投与や医師による電極装置の目盛りで幸せが操作される事をどう考えるのか 幸せを感じる事と、幸せな状態にある事とは別物と皆実感があるのではないだろうか 苦痛を取り除くのは医師や薬の役割かもしれないが、幸せを求めて生きるのはひとりひとりの役割になるはずだろう

Posted by ブクログ

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