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今昔百鬼拾遺 月 文庫版 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2020/09/15 |
JAN | 9784065190265 |
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今昔百鬼拾遺 月 文庫版
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商品レビュー
3.9
17件のお客様レビュー
『絡新婦の理』で事件に翻弄された美由紀と、京極堂の妹で雑誌記者の敦子が探偵役となる3篇。京極堂とその悪友(?)3人は登場しないけれど、百鬼夜行シリーズでお馴染みの面々が登場してきて、雰囲気は随分賑やかである。 ある意味普通を地で行き、十代ならではの素直な感覚をいかんなく発揮する美...
『絡新婦の理』で事件に翻弄された美由紀と、京極堂の妹で雑誌記者の敦子が探偵役となる3篇。京極堂とその悪友(?)3人は登場しないけれど、百鬼夜行シリーズでお馴染みの面々が登場してきて、雰囲気は随分賑やかである。 ある意味普通を地で行き、十代ならではの素直な感覚をいかんなく発揮する美由紀と、理性的であろうとすることが信条の敦子は、互いに足りないところを補い合える良いコンビだった。密会場所となるのが、駄菓子屋というのも楽しい。『天狗』に登場する(いつぞやかの榎木津に結婚式を滅茶苦茶にされた)美弥子も含めて、京極先生の描く女性というのはどことなく清々しいのは何故だろうか。3篇とも人死にが出ていて物騒極まりないのだが、周辺の要素がそんな感じなので、軽やかに読み切ってしまう。 一番気持ちが良いのは、事件終盤の美由紀の啖呵のシーン。普通の女子高生……なはずだけど、楽観的を通り越してものすごくメンタルが強い。精神の強靭さがずば抜けている。 シリーズの若い男性陣からほんのり好意を寄せられる敦子だが、第三者視点で描かれる人物像と、本人の思索思考とに差があるのも興味深かった。あと、3篇のタイトルが『鬼』『河童』『天狗』といつになく抽象的だったのは、京極堂自身が登場しないからか。美由紀と敦子の認識範囲の中で設定可能なキーワードのような。 なにはともあれ、テンポよくスカッと感じられる一冊だった。分厚くて重いのが難点だけど、またいつか読もうと思う。
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鵺の文庫版が出るから 手首を鍛えておきました 京極の妹 敦子を主人公にした物語です 残念ながら、いつもの面子は出てきません それでも面白いんですけどね
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「理解するための努力もしないし、理解して貰おうともしない。考え直すことも一切しない。」 私の嫌う人の特徴をうまく簡潔に説明できる言葉だなと思ったので今後嫌いな人について聞かれたらこの言葉をパクらせてもらおうと思った。
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