商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2020/09/15 |
| JAN | 9784065190265 |
- 書籍
- 文庫
今昔百鬼拾遺 月 文庫版
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今昔百鬼拾遺 月 文庫版
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商品レビュー
4
21件のお客様レビュー
「百鬼夜行シリーズ」の番外篇。おもしろい作品ではあるのだが、シリーズの読者に向けて書かれたファン・サーヴィス的な作品という趣が強く、なかなか純粋に小説として評価することが難しい。作品としては「鬼」「河童」「天狗」の3作品が収録されているが、いずれも推理小説としてはそこまで完成度は...
「百鬼夜行シリーズ」の番外篇。おもしろい作品ではあるのだが、シリーズの読者に向けて書かれたファン・サーヴィス的な作品という趣が強く、なかなか純粋に小説として評価することが難しい。作品としては「鬼」「河童」「天狗」の3作品が収録されているが、いずれも推理小説としてはそこまで完成度は高くないと感じた。また、一介の女学生に過ぎない呉美由紀がいずれの事件においても深くコミットしており違和感を覚える。たしかに違和感が薄まるようには配慮してあるのだが、どう取り繕ってもそもそも女学生であるという設定は変えられないので、わたしの場合はそこがずっと引っかかってしまった。
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三冊合本版。だったらこの厚さでも普通かと騙されそうになるのだが、一冊ずつでもそれなりの長さなので、結局はかなり読み応えがあるのだった。「鬼」:意外性はまずまず。妖怪談義がやや薄めだと感じられるのは、『魍魎の匣』でもいくらか鬼談義があったからか。『ヒトごろし』とも関わりがあるような...
三冊合本版。だったらこの厚さでも普通かと騙されそうになるのだが、一冊ずつでもそれなりの長さなので、結局はかなり読み応えがあるのだった。「鬼」:意外性はまずまず。妖怪談義がやや薄めだと感じられるのは、『魍魎の匣』でもいくらか鬼談義があったからか。『ヒトごろし』とも関わりがあるようなので、そちらも読みたくなる。「河童」:のっけから河童談義で嬉しい。『塗仏の宴』のひょうすべ談義ともつながる。話としてはまずまず。「天狗」:これが一番好きかもしれない。美弥子の再登場は嬉しい。天狗談義は薄めで、専門家の講義が欲しかったところ。美弥子の言葉が小気味良く、読む手を進めさせてくれる。話としてもまずまず。そして自作「雪女」が連載中とのことなので、これは読まねばならない。あと京極堂が東北に行っている描写があったのは、本編次作の伏線か、気になるところ。
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【一言感想 鬼】 意味のない物事に意味を付け加える事や、 無関係な物事を繋ぎ合わせる事で、 得体の知れない虚妄を作り上げてしまう 【一言感想 河童】 相手や他人はこういう人だと決めつけても、 自分だけがそういう風に思い込んでいるだけで、相手の本心や考えは違っている 【一言感想...
【一言感想 鬼】 意味のない物事に意味を付け加える事や、 無関係な物事を繋ぎ合わせる事で、 得体の知れない虚妄を作り上げてしまう 【一言感想 河童】 相手や他人はこういう人だと決めつけても、 自分だけがそういう風に思い込んでいるだけで、相手の本心や考えは違っている 【一言感想 天狗】 自分の価値観が常識であり、 普遍的で絶対的に正しいという考え方は傲慢 冷静に公平であろうとする"中禅寺敦子"と、周囲を客観的に見れるが大人になりきれていない"呉美由紀"が巻き込まれていく怪事件を描いた、中編三作品がまとまった書籍 文章量は多いけれども、登場人物の心情が細かく描かれているので、推理小説だけではなく純文学的な側面があると個人的には思っている 冷静で丁寧に明かされていく推理に、感情的ながらも全体を俯瞰したような演説など見所が沢山あるので、読後はかなりスッキリするのでは無いかと思う 京極夏彦さんの作品は、"妖怪"という名前と存在はなんとなく知ってはいるけれども具体的なことは知らないということに準えて、自分自身の中の知っていそうでその実あまり詳しく言語化出来ないようなことを、代わりに言語化してくれるような作家さんなので、個人的に読んでいて楽しめる作品が多く感じる
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