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苦悩する男(上) 創元推理文庫

ヘニング・マンケル(著者), 柳沢由実子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2020/08/31
JAN 9784488209216

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苦悩する男(上)

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商品レビュー

4.5

6件のお客様レビュー

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2022/07/11

いよいよ最後の一冊、と思ったら、訳者解説を読んだらあと一冊シリーズ関係本がありただいま訳出中とのこと。とはいえそれは時系列的にはこの本の前の設定で、かつ短編か中編とヴァランダーの年表的な内容らしいので、やはりこの作品がシリーズの完結編であることに変わりはないようです。内容的にも、...

いよいよ最後の一冊、と思ったら、訳者解説を読んだらあと一冊シリーズ関係本がありただいま訳出中とのこと。とはいえそれは時系列的にはこの本の前の設定で、かつ短編か中編とヴァランダーの年表的な内容らしいので、やはりこの作品がシリーズの完結編であることに変わりはないようです。内容的にも、事件のあらましや捜査と同等かそれよりも多いくらい、ヴァランダーが自身の人生を振り返ったり老後の過ごし方を考えたり、大切な女性たち(モナ、リンダ、バイバ)のことを想ったりするモノローグの読み応えがありました。かつて署随一の刑事として捜査会議を仕切り捜査活動の先頭に立っていたヴァランダーですが、この作品では第一線を退きマーティンソンがその後継者になっているし、ヴァランダーの長年の夢だった郊外の一軒家に引っ越し犬を飼うという夢も叶っていて、シリーズを読み通す醍醐味が味わえて感慨深かったです。事件については、潜水艦のあれこれの情報にまったくついていけず迷子になりそうでしたが、そのあたりは追いかけずにわからないまま読んでいって、人間ドラマの方に集中して読了。いろいろとほろ苦さの残る読後感でしたが、フィクションでありながら現実よりも現実感がある、読み応えたっぷりのシリーズの静かな終わり方にしみじみとしました。もう一冊まだ読めるのはお年玉のような感じで楽しみにとっておこうと思います。大変満足して読了。

Posted by ブクログ

2021/02/07

自分のモットーとしてすべて出たとこ勝負で生きてきた。 まさに!それで解決しちゃうけど許せる面白さだよな。このシリーズ。

Posted by ブクログ

2020/12/05

ヴァランダー・シリーズ最終巻。ストーリーの合間に何気なく挿されたエピソードにドキッとさせられる。えっ、もしかしてアルツハイマー?

Posted by ブクログ

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