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哲学の誤配 ゲンロン叢書007
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | ゲンロン/トランスビュー |
発売年月日 | 2020/05/01 |
JAN | 9784907188375 |
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哲学の誤配
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哲学の誤配
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商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
「誤配」という言葉を使った意味について、なるほどと思わせるのと同時に、哲学をはじめ物事の解釈が広がる事についても考えさせられた。 そして経済成長とともに政治から離れていった日本の国民についても納得すると同時に、ある意味今の中国も国の体制は違うが、ある意味これまでの日本と同じなので...
「誤配」という言葉を使った意味について、なるほどと思わせるのと同時に、哲学をはじめ物事の解釈が広がる事についても考えさせられた。 そして経済成長とともに政治から離れていった日本の国民についても納得すると同時に、ある意味今の中国も国の体制は違うが、ある意味これまでの日本と同じなのではないかと思ったり。
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本書は韓国と日本でほぼ同時期に出版されていて、収められている二つのインタビューはもともと韓国の読者に向けられたものだし、付録には中国の杭州でおこなわれた講演の草稿が再翻訳したかたちで載せられている。講演のほうは日本語版にのみ収められているそうだ。 東浩紀は韓国では長らくサブカル批...
本書は韓国と日本でほぼ同時期に出版されていて、収められている二つのインタビューはもともと韓国の読者に向けられたものだし、付録には中国の杭州でおこなわれた講演の草稿が再翻訳したかたちで載せられている。講演のほうは日本語版にのみ収められているそうだ。 東浩紀は韓国では長らくサブカル批評家として受容されてきたという。実際、韓国ではじめて翻訳された著作は『動ポモ』らしい(国内でも最も売れた本ではあるが)。そんな彼がサブカル批評家としてのイメージを払拭し、哲学者としての「全貌」を知らしめるため行ったのがこれら二つのインタビューである。インタビュアーは東浩紀と知り合いの韓国人だ。 二つのインタビューのうち二〇一二年に行われたものは、その時期に刊行された『一般意思2.0』について、韓国で最もよく知られる日本人思想家の柄谷光人と比較しながら、政治的な意思決定のプロセスに対する考え方の違いなどを質問されていた。二〇一八年のほうはおおよそ『一般意思2.0』と『ゲンロン0 観光客の哲学』(「ゲンロン0」とした意義も本書で記されている)について訊くものだった。 これらのどれも興味深いものだったが、私には韓国人批評家によるこれまた韓国人に向けて書かれた解説が一番おもしろかった。通常の解説と同じように巻末に収録されているのだが、東浩紀を知らない韓国人に対する東浩紀の丁寧な紹介があり、それがまずたんに勉強になったし、海外の思想を受容するということを逆の目線から窺うことができたのは貴重であった。自国の哲学者の思想が「他者」として別の場所で読まれるとはどういうことかがわかった気がする。 とにかくレビューで「これも「誤配」ということなのだろう」とか書かないですんだようでなによりだ。
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「動物化するポストモダン」を読んでいないので、ところどころがわからなかったが、10年以上前の考えなのに、このコロナ禍になって余計に響く内容に思われます。郵便空間からきた誤配という人間の行動がどう変容していくのか、今後未来に向けて考えてしまいます。「弱いつながり」にも似た観光の哲学...
「動物化するポストモダン」を読んでいないので、ところどころがわからなかったが、10年以上前の考えなのに、このコロナ禍になって余計に響く内容に思われます。郵便空間からきた誤配という人間の行動がどう変容していくのか、今後未来に向けて考えてしまいます。「弱いつながり」にも似た観光の哲学についてもあらためて大事なことを教えてもらえたように思います。
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