- 中古
- 書籍
- 文庫
- 1225-04-01
鹿の王 水底の橋 角川文庫
定価 ¥880
550円 定価より330円(37%)おトク
獲得ポイント5P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2020/06/12 |
| JAN | 9784041092927 |
- 書籍
- 文庫
鹿の王 水底の橋
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
鹿の王 水底の橋
¥550
在庫なし
商品レビュー
4.4
122件のお客様レビュー
鹿の王の続編となる水底の橋と題された物語。黒狼病の危機が去った後ということで、医術師ホッサルと助手のミラルを中心とした話だったが、医療とはどうあるべきかを様々な視点から描いているところが面白かった。民族的に、宗教的に、そして過去の流行病を乗り越えながらも、完全制覇はない感染、病気...
鹿の王の続編となる水底の橋と題された物語。黒狼病の危機が去った後ということで、医術師ホッサルと助手のミラルを中心とした話だったが、医療とはどうあるべきかを様々な視点から描いているところが面白かった。民族的に、宗教的に、そして過去の流行病を乗り越えながらも、完全制覇はない感染、病気と人間はどう立ち向かうのか。それぞれの立場での考え方に頷くところもありながら、無宗教の自分が意外と清心教の考えに近いと感じて驚いた。受け入れるべき病というのはあるもの、これも人生か。別に今は元気だけど。 ミステリータッチの展開で後半はドキドキさせられた。この宿命をホッサルとミラルは受け入れるのか。結末は驚いたというより続くという感じで、まだ先を読みたいけど、コロナ禍でもうこのテーマでは書かないのかなあと思う。人から人への感性症を選ばなかったという作者、現実は最も残酷で露骨で強欲で野蛮な人間たちの争いにまみれている。この物語のいいところは、やはりファンタジーと思えるところだろう。
Posted by 
【あらすじ】 名著『鹿の王』に続くシリーズ第二作。黒狼熱(ミッツァル)に端を発する動乱が終息した後、オタワル深学院の天才・ホッサルは、清心教祭事医・真那(まな)の誘いを受け、清心教医術発祥の地である安房那(あわな)に赴く。領主の娘が患う奇病の治療法を求め、花部山地へと足を踏み入れ...
【あらすじ】 名著『鹿の王』に続くシリーズ第二作。黒狼熱(ミッツァル)に端を発する動乱が終息した後、オタワル深学院の天才・ホッサルは、清心教祭事医・真那(まな)の誘いを受け、清心教医術発祥の地である安房那(あわな)に赴く。領主の娘が患う奇病の治療法を求め、花部山地へと足を踏み入れたホッサルは、清心教医術の起源に触れる。かかるなか、次期皇帝の選定に纏わる陰謀が、彼とその伴侶であるミラルの関係にも変化を齎すことになりーー。 【短評】 前作『鹿の王』の記憶が色褪せないうちに次作に挑戦である。私が前作を読んで気になっていたのは「ヴァンとユナのその後」と「オタワル医術と清心教医術の和合」であったため、後者を主たるテーマに据えた本作は非常に興味深く読ませて貰った。 体だけを救えば良いのか。魂だけを救えば良いのか。本作で呈示される問いは、現代医学にも通ずるところがあり、私個人の見解として、その答えは未だ呈示されていない。詰まることろ、医療とは何のために存在しているのか、である。 前作では、劣後した概念といった印象の強かった清心教医術の在り方が示されていて良かった。「安らかな死」を希求することは悪いことなのだろうか。私はそれもまた重要な要素だと思うのだ。ホッサルを応援しつつも、考えてしまう自分が常に居た。 遠い異世界のお話ではあるのだが、非常に身近な問いとして受け取ることが出来た。 恋愛物としても良く出来ていると思う。ホッサルとミラルの身分違いの恋が遠からず破綻を来すことは、前作でも予見されていたが、本作では一旦脇に置いていた「現実」が否応無く突き付けられる。何かお似合いっぽい人たちが双方の前に現れたりして、どうなってしまうのだろうとヤキモキさせられた。 甘味を好む私としては、ここで訳知り顔で簡単に身を引くような展開は望まなかったが、なかなか良い感じで着地してくれて良かった。希望があるって良いね。 専門用語や人名の難解さだったり、とっつきにくい所もあるのだが、気がつくとのめり込んで読み進めている。それをして、多分「面白い」というのだろう。瑕疵無く、満点評価とさせて頂いた。 【気に入った点】 ●前作でも感じたが、本シリーズはテーマが非常に明瞭。科学としての医術の体現者であるホッサルが、倫理としての医学である清心教医術に対峙する構造が良かった。どちらが正しいという回答の無い問いに対し、妙に変節したり、納得したりすることなく、己が道を信じるホッサルの強さが爽快だった。時に意固地になりそうなところに、そっと寄り添うミラルという構図も良いではないか。 ●今作でも彩り豊かに様々な風土を描いている。緑に溢れ、鳥の鳴き声が響く美しい安房那の景色も、原始的牧歌的な花部の景色も活き活きとしていて、存分に旅をした気分にさせてくれる。作者の頭のなかに、一つの世界がきちんと成立している凄味を感じさせる。 【気になった点】 ●特に無し。全編通じてすっと頭に入ってきた。 やっぱり続きが読みたい。ヴァンとユナはどうなったのか、気になるのである。 上橋先生には是非とも続きを描いて頂きたい。五体投地して待っております。
Posted by 
