商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2020/06/12 |
| JAN | 9784041092927 |
- 書籍
- 文庫
鹿の王 水底の橋
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鹿の王 水底の橋
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商品レビュー
4.4
117件のお客様レビュー
名作『鹿の王』の後日譚。 ただし、ヴァンとユナはいっさい登場しない。『鹿の王』のもう一人の主人公のような立ち位置のホッサルの物語であり、わたしにとっては気になる存在だったミラルの物語だ。 とにかくミラルがかっこいい。今回は、少し情けないホッサルとの対比も鮮やかで、ミラルの魅力が全...
名作『鹿の王』の後日譚。 ただし、ヴァンとユナはいっさい登場しない。『鹿の王』のもう一人の主人公のような立ち位置のホッサルの物語であり、わたしにとっては気になる存在だったミラルの物語だ。 とにかくミラルがかっこいい。今回は、少し情けないホッサルとの対比も鮮やかで、ミラルの魅力が全面に出ている。むしろ、本作の主役はミラルと言ってもいいかもそれない。 副題の「水底の橋」も秀逸。『鹿の王』は、そのいわれを作品中で語られ、作品の内容をストレートに表現していたけど、これと比べると「水底の橋」は少しわかりづらいかも? 水底の橋とは、今でも高知辺りでよく見かける沈下橋のこと。大水に流されない頑丈な橋……ではなく、言ってみれば大水を「やり過ごす」ことで被害を最小限にとどめようという知恵から生まれた橋だ。作品自体は災害の話ではない。それでも、この副題の意味するところを考えると、作者の考えの深さに思わずうなる。 ヴァンとユナの後日譚も知りたい! けれど、この作品を読むことができて良かった。
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本編が個人的にちょっと消化不良な終わり方だったので、番外編どうかなーと不安を抱えながら読んだのですが、予想外に良かった…! オタワル医術と清心教医術、ホッサルとミラルの身分違いの恋、どちらも本編で続きが気になっていたので、今回の話の中心となっていて嬉しい! オタワル医術と清心教...
本編が個人的にちょっと消化不良な終わり方だったので、番外編どうかなーと不安を抱えながら読んだのですが、予想外に良かった…! オタワル医術と清心教医術、ホッサルとミラルの身分違いの恋、どちらも本編で続きが気になっていたので、今回の話の中心となっていて嬉しい! オタワル医術と清心教医術が完全に理解し合う日はまだまだ先、というかそんな日は訪れないのかもしれないけれど、ホッサルの言うように、無理に統合せず、お互いがお互いにとって思いがけなかった視点を持ち続けていたほうがいい、というのには同意。 オタワル医術と清心教医術、ホッサルやミラルが架け橋となってくれたらいいな。 ホッサルが意外とヘタレというか意気地なしで、同じ女性としてミラルに同情してしまうところはあったけれど、そんなホッサルのことも受け入れて上手くやっていけそうなくらい強くて懐が深くて、ミラルのかっこよさに痺れる。 こちらも明るい未来が見える終わり方で安心。 引き続き似たような名前の人物が多くて、あれ?この人はどんな人でどの立場の人だっけ?とちょこちょこ読み返したりもしましたが、本編より特殊な単語や国名が少なかったのでわりとすんなり読めました。 本編の主人公ヴァンについてや、あの疫病騒動についてなどは一切触れられていないので、本編が大好きな人は少し寂しいかもしれない。
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「鹿の王」のスピンオフで、主人公はオタワル医術師のホッサルと彼の恋人で助手でもあるミラウ。 医術の2つの流派をめぐる政争や、治療の是非、生きるとは何かということが書かれていて、いつもながらいろいろ考えさせられながら読みました。 この作品は上橋氏には珍しく恋愛部分の比重が大きくて...
「鹿の王」のスピンオフで、主人公はオタワル医術師のホッサルと彼の恋人で助手でもあるミラウ。 医術の2つの流派をめぐる政争や、治療の是非、生きるとは何かということが書かれていて、いつもながらいろいろ考えさせられながら読みました。 この作品は上橋氏には珍しく恋愛部分の比重が大きくて、こんなのも書くんだと驚かされました。最後は氏の粋な計らいがあって思わずニンマリ。 私は上橋氏の自然描写が好きで、特に好きな一節がこちら。 「屋敷の中は静かで、ただ屋根を打つ小雨の音だけが聞こえている。」 これを読んだとき、屋根を打つ雨音だけでなく、雨と草の匂い、部屋の暗さなどが急に私の周りを取り囲み、一瞬にして別世界に連れて行かれました。 やっぱり上橋氏の作品はいいですね。
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