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じっと手を見る 幻冬舎文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
発売年月日 | 2020/04/08 |
JAN | 9784344429611 |
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最後の浅井リョウの解説が内容をより深く心に刻む。明るい話ではないが、誰でも持ってる人の裏側に潜む複雑なヒストリーが描かれている。30代後半のパートナーと交際したり身内の死を経験した人の方がより過去の自身の経験と照らし合わせて感情を想像しやすいのではないだろうか。 意外とキレイな生...
最後の浅井リョウの解説が内容をより深く心に刻む。明るい話ではないが、誰でも持ってる人の裏側に潜む複雑なヒストリーが描かれている。30代後半のパートナーと交際したり身内の死を経験した人の方がより過去の自身の経験と照らし合わせて感情を想像しやすいのではないだろうか。 意外とキレイな生い立ちだろうと思っててもダークな家庭環境や不幸な出来事を経て大人になってる人も結構あったりする。。
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『夜に星を放つ』で直木賞を受賞(2022)した窪美澄さん。本作(2018)も直木賞候補作だったのですね。本作を"恋愛小説"と狭義に解釈すると、評価は下がるかもしれませんが、個人的には肯定的に受け止めました。 語り手が、登場人物ごとに一人称視点でリレー式に...
『夜に星を放つ』で直木賞を受賞(2022)した窪美澄さん。本作(2018)も直木賞候補作だったのですね。本作を"恋愛小説"と狭義に解釈すると、評価は下がるかもしれませんが、個人的には肯定的に受け止めました。 語り手が、登場人物ごとに一人称視点でリレー式に変わる7話の連作短編集です。そもそも人は多面的で、同じ言動へも受け止め方が多様ですね。視点が変わり、読み進めるごとに曖昧な印象の輪郭が鮮明になったり、批判が共感になったりその逆も…。 ただ、どの登場人物にも共通点が感じられます。それぞれ生きづらさを抱え、居場所を探し、人の温もりを求めている点です。表面的には安易な方に流されて、自己管理ができないダメな人物だらけと見えますが、著者は人生の縮図のように俯瞰して描き、各人物への愛情を感じます。 また、美しい富士山と身近な「老い」や「死」の対比、地方の閉塞感や繊細な心理描写も見事で、余韻があり再生への希望を与えてくれるようです。 あがき、もがき、迷い、求めて得て失って…を繰り返す登場人物たちは、手のひらの生命線のように生きた痕跡を刻みます。人生の証にも思える彼ら彼女らの愚かさを、決して侮蔑の目では見られませんでした。読み手である私たちを投影した姿にも思えるので…。 朝井リョウさんの解説にある「他者と関わることにおける幸福と不幸の両方がたっぷり描写されている」との評も秀逸でした。 『一握の砂』の歌を想起させる本作タイトル。26歳で夭逝した石川啄木は、清貧イメージとは裏腹に、仕事を転々、家庭放置、借金踏み倒し、女遊び等々と、ひどい素行だったそうで…。それもまた人の一側面でしょうか? 啄木の人物像とは別に、生み出した作品の"労働の悲哀表現の見事さ"は薄れないでしょうね。
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他人と関わるからこそ得ることができる幸福と不幸。 この作品で表現される感情に、とても心当たりがある、という人が多いはず 出会って別れて、また出会って。 人間のよるべなさ 自分が矛盾だらけで不完全でどうしようもない人間である 自分が間違った人間であることを自覚した上で関わり...
他人と関わるからこそ得ることができる幸福と不幸。 この作品で表現される感情に、とても心当たりがある、という人が多いはず 出会って別れて、また出会って。 人間のよるべなさ 自分が矛盾だらけで不完全でどうしようもない人間である 自分が間違った人間であることを自覚した上で関わり合いたいと願うほど、あなたは大切な存在なのですとカミングアウトする気持ちで朝井リョウはこの本を友人にすすめる 日奈にとって、どれだけ海斗が大切な存在で、どれだけ海斗に救われただろう。 女の人は何をするか分からない 切り替えが早い 女の人は心のどこかでずっと幸せになりたいって思い続けてる、追い求め続けてる 一生懸命幸せになろうと貪欲に生きている
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