じっと手を見る の商品レビュー
介護職の現状が生々しく繊細に描かれている 長く続く若者ほど心が淡々と平坦になってゆく 福祉に従事する人々の「自己」そして「感情」 遠くからそっと大事に温めてあげたいと思った
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初めて窪美澄さんの作品を読んだけれど、全体を通しての印象はとてもきれいな文章だったということ。 終始じっとりとした空気感だったけれど、人間の心の機微が細やかに丁寧に美しく描かれていた。 他の作品も読んでみたいと思った。
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よかった。 この作品をよかったと言うことは、なかなか外には出しにくい自分の内なる本質を自認することになりそうで、怖い部分もあるけど、よかったのだがらしょうがない。 永遠じゃないから、いとおしいというのはとてもよくわかる。 解説で朝井リョウさんが言っていた別作品も読もうと思った。
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生きるのは切ない。 海斗生きづらすぎる。ひなちゃん女の子すぎる。わからんよ。俊太郎の言っていた通り女の人は何するかわからん。
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介護の仕事ってほんとうに大変だけどなくてはならない仕事だしなあ、、と思いながら読んだ。 窪美澄さんの作品いくつか読んだことあるけどこの作品はなかなか暗くて生きるって難しいと思わされる。 主人公2人のような恋愛経験はないけど描写が細かくて読みやすかった。
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今を切り取っている高齢者介護の現場に立っている主人公たちの生き行くさまが心を打つ一冊。この物語が綴られた2018年より一層深刻となっている介護現場の人不足。そんな中でも人を支える仕事に身を置く人々の惑い続けるこころを強く思い入れなく書いた世界に久しぶりに心が揺れた。この後の作品も...
今を切り取っている高齢者介護の現場に立っている主人公たちの生き行くさまが心を打つ一冊。この物語が綴られた2018年より一層深刻となっている介護現場の人不足。そんな中でも人を支える仕事に身を置く人々の惑い続けるこころを強く思い入れなく書いた世界に久しぶりに心が揺れた。この後の作品も読み進めていこうと思わせる初めての窪美澄さんだった。
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この話の中で起こっていることが、まるで自分に起きているような錯覚に陥った、、 つまり、終始先が気になり、同時になかなかしんどいということ。。 みんな、色んなものを抱えて生きている。 言わないだけで。 人は永遠じゃないと思った上での判断は、正しいのかもしれない。
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山本文緒著の絶対泣かないを読んで もうちょっと頑張ってみよう! ってなった後に読んだので あ〜生きるってしんどいな〜という気持ちに 一気に落っこちた感覚。 リアルでじっとりとした感じ。 性の描写も多少あるので好みは分かれそう。
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高評価みたいだけど自分はあまり好きじゃなかった。暗い。主人公のじとっとした感じに魅力を感じない。そんなもんかもしれないけど色々と身勝手に感じる。主人公をとりまく男2人もそれぞれ勝手なところがあり浅はかに感じる。 啄木を彷彿とさせる題名どおり、もがいても何しても楽にはならない人生に...
高評価みたいだけど自分はあまり好きじゃなかった。暗い。主人公のじとっとした感じに魅力を感じない。そんなもんかもしれないけど色々と身勝手に感じる。主人公をとりまく男2人もそれぞれ勝手なところがあり浅はかに感じる。 啄木を彷彿とさせる題名どおり、もがいても何しても楽にはならない人生について書いている本だという、題名と主題が一致している点は好き。もしそのこと自体を狙ってるとしたらすごい。
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私は窪美澄の作品が好きだ。ゆっくり読みたいのに気づいたら一日で読み終えてしまうほど彼女の書く文章に惹き込まれている。まだ二冊目だが2冊とも同じ末路。この本は朝井リョウの解説をみて購入を決めた。「こんなにも間違った人間であることを自覚したうえで関わり合いたいと願うほど、あなたは大切...
私は窪美澄の作品が好きだ。ゆっくり読みたいのに気づいたら一日で読み終えてしまうほど彼女の書く文章に惹き込まれている。まだ二冊目だが2冊とも同じ末路。この本は朝井リョウの解説をみて購入を決めた。「こんなにも間違った人間であることを自覚したうえで関わり合いたいと願うほど、あなたは大切な存在なのですというカミングアウトに近い決意表明、に駆られる」という一文を見て惹かれた。本作品はまさにこの通りだった。好きとか愛とかではなく、それをも超越した自分という存在を認めてくれる相手と私は出会えるのだろうか、と思った。と同時に今一緒にいる相手のことをちゃんと知ることが出来ているのか不安になった。
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