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世界は贈与でできている 資本主義の「すきま」を埋める倫理学
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ニューズピックス |
発売年月日 | 2020/03/13 |
JAN | 9784910063058 |
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世界は贈与でできている
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商品レビュー
4.2
167件のお客様レビュー
世界は贈与でできている [本の個人的評点:【第1章〜第3章】30点/100点、【第4章〜第9章】80点/100点] 【所感】 ・【第1章〜第3章】までは無理矢理ロジックを積み上げたような部分が散見されて、理解に苦しむ主張であった。特に「無償の愛」「ペイ・フォワード」「孫が見たい」...
世界は贈与でできている [本の個人的評点:【第1章〜第3章】30点/100点、【第4章〜第9章】80点/100点] 【所感】 ・【第1章〜第3章】までは無理矢理ロジックを積み上げたような部分が散見されて、理解に苦しむ主張であった。特に「無償の愛」「ペイ・フォワード」「孫が見たい」「プレヒストリー」「若者の献血離れ」「返信無用」らへんの論理展開は、めっちゃ無理矢理だし短絡的だなぁと感じながら読んでいた(第4章以降のロジックを正当化させるために無理矢理積み上げている感が透けて見える)。 ・【第4章】以降は非常に示唆に富んだ中身であった(第1章〜第3章は、ここに繋げる前振りであったとはいえ、いらなかったのでは笑)。 ・贈与とは、人知れない希望であり、祈りであり、託す願いなのである。この託された願いという手紙を読める人間に受取人はなる必要がある。 ・手紙を読むためには変則性(アノマリー)に気づくことが必要だ。アノマリーが出現するには原因や理由がある。 ・このアノマリーに気づくためには、常識的知識の足場が必要となる。この足場は認知的多様性や、メタ認知によってより広く、強固になると思う。 ・この世の中のアンサング・ヒーローに気づけた時に、人は優しく豊かになれるのだと思う。 ・受取人の想像力から贈与は始まる。そして受取人はまた願いを込めて世界に贈与を渡していく。これからの資本主義のすきまに贈与が必要となるだろう。
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この本を読んで、私が、血縁の祖先から脈々と繋がる命を受け取っていることに、改めて気付かされ、冒頭に感動してしまいました。 市場経済があるからこそ、その間にこぼれ落ちるところに贈与が生まれ、知性と想像力を持つと初めて、自分が受け取っていることに気づける。 受け取ったことにきづい...
この本を読んで、私が、血縁の祖先から脈々と繋がる命を受け取っていることに、改めて気付かされ、冒頭に感動してしまいました。 市場経済があるからこそ、その間にこぼれ落ちるところに贈与が生まれ、知性と想像力を持つと初めて、自分が受け取っていることに気づける。 受け取ったことにきづいた自分が、アンサングヒーローとなり、誰に受け取ってもらえるかわからないが、何かを贈与する。 時空を超えた贈与の不思議と、贈与との邂逅の奇跡と感動。私が気づけていない贈り物が世界にはたくさんあるんだろうな、そんな希望と感謝を感じる本でした。
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資本主義 ー交換の原則ー は、私たちを「自由」にした。 いま、「自由」を謳歌できていることに、感謝しかない。 同時に、世界は、まるで丘の上に偶然置かれたボールのように、贈与という外力に支えられて成り立っていて、そのことに気づける力が「教養」だと筆者は言う。 世界を、くぼみに置か...
資本主義 ー交換の原則ー は、私たちを「自由」にした。 いま、「自由」を謳歌できていることに、感謝しかない。 同時に、世界は、まるで丘の上に偶然置かれたボールのように、贈与という外力に支えられて成り立っていて、そのことに気づける力が「教養」だと筆者は言う。 世界を、くぼみに置かれたボールのようなものだと思う人は、「電車の遅れ」や「コンビニの欠品」、「同僚が風邪で休むこと」など、世界の安定を乱すものとしていちいちイラつくことになる。 「教養」ある人に、私はなりたい。
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