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アウステルリッツ 新装版
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 白水社 |
| 発売年月日 | 2020/02/29 |
| JAN | 9784560097489 |
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アウステルリッツ 新装版
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アウステルリッツ 新装版
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商品レビュー
4.3
6件のお客様レビュー
もっとも感動的だった表紙の写真が出てくる場面では、名前、故郷、言語を失ったアウステルリッツが自身の確実な過去、存在していた証拠をはじめて目にするのだが、彼はいっそう存在の不安に脅かされていた。ラストには過去が鉱坑の奈落に例えられるように、アウステルリッツにとっての果てしない旅、父...
もっとも感動的だった表紙の写真が出てくる場面では、名前、故郷、言語を失ったアウステルリッツが自身の確実な過去、存在していた証拠をはじめて目にするのだが、彼はいっそう存在の不安に脅かされていた。ラストには過去が鉱坑の奈落に例えられるように、アウステルリッツにとっての果てしない旅、父親を探しに出る際に「そうしたことがなにを意味するのかわからない」と言うように、幻想とも言える過去への旅を続ける彼にとって、確実な過去は奈落の底のようなものなのでは。 文章から受け取るのはまさに「過去」のイメージで、この感覚はモノクロの暗くて静かな写真→自身の過去にまで波及していくようで、アウステルリッツの過去(鉱坑の奈落に例えられるような)とは異なるにしても「過去」が持つ誘惑と寂しさには同じ感覚があるのではと思った。 挿まれる写真から呼び起こされる記憶は、過去の回想や旅行記的な事物への言及などに広がり、それらがとめどなく語られる形式は走馬灯のように読み手は眺めることしかできず、史的な重たさを持つようだった。
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《私》に向かって語らえる建築史家アウステルリッツの言葉。 文体の純度の高さ、その密度の高い言葉が語るヨーロッパ各地の建築や駅舎、要塞や収容所などの記録。それが建築史、ヨーロッパの歴史にまで広がる試みはフィクションでありながら、全てがフィクションとも言い切れない不思議な感覚を覚えた...
《私》に向かって語らえる建築史家アウステルリッツの言葉。 文体の純度の高さ、その密度の高い言葉が語るヨーロッパ各地の建築や駅舎、要塞や収容所などの記録。それが建築史、ヨーロッパの歴史にまで広がる試みはフィクションでありながら、全てがフィクションとも言い切れない不思議な感覚を覚えた。 だが、どうしても地理的な知識が薄いからなのだろうか、どうしても語られる言葉が滑り落ちていくような感覚を所々で感じてしまった。 好みのタイプの作品だろうと感じて手に取ったが、これはちょっと合わなかったんだろうな。 もしくは今の自分には合わなかっただけか。 いずれまた読み直したい作品。
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ゼーバルトの独特の空気感。匂いまで漂ってきそうなほど煮詰められてる感じがする。戦後ドイツ文学がどうあるべきかに真っ直ぐに向き合うということ。写真という記憶装置。 この本の世界にもう一度戻りたいと思う…それほど懐かしさを感じる。
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