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春、死なん
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2020/02/27 |
| JAN | 9784065185995 |
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春、死なん
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商品レビュー
3.3
17件のお客様レビュー
ちょっと難しかったけど、身内の“性“を感じる話だった。 近いからこそある意味遠い。特に性に関しては一番遠く感じる。 なんで知りたくないと思ってしまうのだろう。 父とか母とか自分のなかで役割がある人ほど、性から離れた存在だと勝手に思ってしまう。 よく考えると不思議。
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「春、死なん」と「ははばなれ」 の2作で構成された作品。どちらも性がテーマになっており、前者は老人の性、後者は子を産んだ母としての性。 正直、老人の自慰行為とセックスのシーンは何を読まされているんだと思った。だけれども、歳をとってもそのような欲を抱え、配偶者を亡くし生きる高齢...
「春、死なん」と「ははばなれ」 の2作で構成された作品。どちらも性がテーマになっており、前者は老人の性、後者は子を産んだ母としての性。 正直、老人の自慰行為とセックスのシーンは何を読まされているんだと思った。だけれども、歳をとってもそのような欲を抱え、配偶者を亡くし生きる高齢者の心情は新しい開拓地であった。亭主関白の息子に母親が辟易していることに私も、夫の富雄もしっかり気付けなかったが、息子の妻である里香が1番の理解者で合ったこと、しっかりした人物だったことに驚かされた。 ははばなれは、帝王切開の傷が母のお腹だけでなく、父と母の仲も切り裂いていたという表現が刺さった。私も帝王切開で産まれている。弟がいるので、両親は関係悪化につながってはいないと思うし、母のお腹の傷をが気になったこともない。しかし、女性としての美しさのようなものに傷をつけてしまったのかもしれないと思わされた。今更、母とどう接すれば良いのだろう。
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【春、死なん】 富雄の願いは何だったのだろうか。 喜美代の気持ちを慮ることが出来なかったこと? 賢治の育て方? 里香の虚栄? 文江との過去? 全ては性に塗り替えられているけれども、靄がかかるその目の本質は、富雄自身が1番良く分かっていて、ただ、見ようとしなかっただけなんだ。 ただ...
【春、死なん】 富雄の願いは何だったのだろうか。 喜美代の気持ちを慮ることが出来なかったこと? 賢治の育て方? 里香の虚栄? 文江との過去? 全ては性に塗り替えられているけれども、靄がかかるその目の本質は、富雄自身が1番良く分かっていて、ただ、見ようとしなかっただけなんだ。 ただ、怖かっただけなんだ。 いくら願おうとも、その通りになることは難しい。 でも、願いのほんのちょっと外側にある膜が破れれば、少しは近づけるのかもしれない。 【ははばなれ】 親の心子知らず。 子の心親知らず。 生まれてきた証に苦悩もすれば、受容もする。 母は1人しかいない。 当たり前のこと。似るのが怖かったのか。 だから、離れたかったのか。 いくら願おうとも、その通りになることは難しい。 でも、願いのほんのちょっと内側にある本心に触れられれば少しは近づけるのかもしれない。
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