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嫌な奴 講談社文庫
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嫌な奴 講談社文庫

木原音瀬(著者)

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嫌な奴 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2020/02/14
JAN 9784065162798

嫌な奴

¥385

商品レビュー

3.7

17件のお客様レビュー

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2023/07/06

中学時代、ふとした親切心で手を貸した同級生に人生を通して執着されていく。 その同級生は、家庭不和もあり粗暴で自己中心的。高校入学を期に、転居で離れることができたが、12年後男の病気入院見舞いをきっかけに、同居を強いられる。 腐女子属性としては、夜明け型なので、ここまで不毛だと...

中学時代、ふとした親切心で手を貸した同級生に人生を通して執着されていく。 その同級生は、家庭不和もあり粗暴で自己中心的。高校入学を期に、転居で離れることができたが、12年後男の病気入院見舞いをきっかけに、同居を強いられる。 腐女子属性としては、夜明け型なので、ここまで不毛だと読み苦しい。友情なのか、愛情なのか、嫌がらせかと思うほど。 ふと思い出したのは、安部公房「砂の女」。最後逃げ出すこともできた状況で、砂の女のところに戻っていく。そう何故そこに戻るか。何故その理不尽なまでの束縛から逃避しないのか。 不毛な愛情の混迷。

Posted by ブクログ

2023/04/10

男 vs 男。 体力と精神を削られる鬼ごっこ。 メインの登場人物ふたりの辛い辛い日々を眺める本。 離れていようが一緒に暮らそうがとにかく追い回すしとにかく逃げる。 伝えるのも嫌がるのも不器用を通り越してへたくそ過ぎる二人。 他にいくらでも手段があっただろうに 二人ともどうしてそ...

男 vs 男。 体力と精神を削られる鬼ごっこ。 メインの登場人物ふたりの辛い辛い日々を眺める本。 離れていようが一緒に暮らそうがとにかく追い回すしとにかく逃げる。 伝えるのも嫌がるのも不器用を通り越してへたくそ過ぎる二人。 他にいくらでも手段があっただろうに 二人ともどうしてそこに行きついてしまうのか。 『嫌な奴』刊行記念「変わらない日々」という 初回限定特典SSがあるのですが これを読むと作品の印象が少し変わると思います。 かすかな変化とこの先の生活のこと。 むしろこれは本文に収録すべきだったのではないか と思えてしまうくらいです。

Posted by ブクログ

2023/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(読み切って) やはり中学校図書室に入れられないな、と思った。 読後、うーん。と唸った。 最後まで主人公2人の思いが平行線で全く交差しないのでずっと息苦しい。三浦のことを理解できなく嫌いだから合わせている普通の人和也、ひたすらこっちを向いてくれと叫び続ける三浦。 もっと逃げろ和也。 諦めろ三浦。 心が手に入らないなら肉体だけでもと暴力的な行動に走るあたりはしんどすぎた。 どちらももう許したれ。 ちょっと太宰の「駈込み訴え」を思い出した。 (芥川じゃなかった…) このよくわからん関係が続いたとして、三浦の寿命はそう長くないように思う。その時和也は何を思うのか… とにかく読中苦しかったので願わくばこの手の話はもう読みたくないな… (以前)中学生リクエストあり、BL?図書室に入れられるのか内容確認のため読み始めるも、性愛も含めてこれはちょっと中学生には早い気がする。もう少し読もう。

Posted by ブクログ

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