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雲の果 弥勒シリーズ 長編時代小説 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2020/02/04 |
JAN | 9784334779719 |
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雲の果
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
本シリーズで、純粋にミステリーとして楽しんだ感覚が大きかったように思う。これまでは信次郎の毒の強さにひりひりとしながら読んでいた。彼の毒がどのように周囲の人にまわっていくのか、浸潤という言葉が似合うような、毒の回り方にひりひりとしながら読んできたが、今作では、彼の毒も八方に撒き散...
本シリーズで、純粋にミステリーとして楽しんだ感覚が大きかったように思う。これまでは信次郎の毒の強さにひりひりとしながら読んでいた。彼の毒がどのように周囲の人にまわっていくのか、浸潤という言葉が似合うような、毒の回り方にひりひりとしながら読んできたが、今作では、彼の毒も八方に撒き散らされたわけでもないように思った。読者として不快に思うことがなかった。怪しいと思われる登場人物に焦点化した毒、これまでと少し違うような。そのせいか、清之介が謎に向かって積極的に動いたようにも思う。まぁ、番頭の死が絡んでいるのだから、店の主として関わらざるを得ないのかもしれないが、それでも、これまでになく事件への関わりが積極的であったような。 遠野屋の商いも上手く進んでいるので、破綻をきたさないように予防の意味もあったのか。 終末の味わいは、そうですね、宮部みゆき・京極夏彦のテイストもちょっと感じそう。 これまでは、求めていないのに、そう、仇敵という言葉が似合うのに関わってしまう二人だったのが、今作では、互いに求めあっていることを感じさせるような。そこが、これまでとは違う読み易さを感じさせたのかもしれない。 これまで、信次郎はそのキャラクターの強烈さから私自身の胸の内で映像化が拒否されていたが、今作、なんとなく映像化も可となるような、そんな信次郎の柔らかさを感じたのでした。
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謎解きメインの内容で、面白い。大人の事情って怖いなと思った。手がかりを残さないためには手段を選ばない描写が印象的だった。
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あぁ、信次郎のなんとゾクゾクすることか。 おふじさんの、衣の下に刃を隠し持つ男にそそられる、っていうのがピンポイントに信次郎や遠野屋にそそられる気持ちを表してるな、と思う。 視線でチリチリ首元に感じる親分に私はなりたい笑 今回は事件も魅力的だったが主人公3人のキャラがすごくよく...
あぁ、信次郎のなんとゾクゾクすることか。 おふじさんの、衣の下に刃を隠し持つ男にそそられる、っていうのがピンポイントに信次郎や遠野屋にそそられる気持ちを表してるな、と思う。 視線でチリチリ首元に感じる親分に私はなりたい笑 今回は事件も魅力的だったが主人公3人のキャラがすごくよくでていたと思う。 サラッと遠野屋とタッグ組んじゃうあたりも段々2人の距離が馴染んできた証拠でとても好ましかった。 2022.10.10 155
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