看守の流儀

城山真一(著者)

• 販売会社／発売会社: 宝島社
• 発売年月日: 2019/12/09
• JAN: 9784299000620

商品レビュー

2025/11/24

刑務所。檻の向こう側、別世界、怖い。そんなイメージでその世界のことを何も知らずいた。法にかかり、犯罪と呼ばれることも、動機はだれかを守るためであったり許せない苦しみであったり、どちらが悪なのか、紙一重なところもある。罰ではなく更生するため、厳しく、あたたかく、真剣に、人と向き合う。人の優しさを感じる作品。
ヨンピン、Gとれ、レッドゾーン、ガラ受け、お礼参り、目次の業界用語とその意味も初めて知った。

2025/09/29

刑務所の中で起きた不可解なことを解明していく短編集。その中心にいる人物にもタブーがあって、という内容。

｢プリズンドクター｣を読んだこともあったので、なかなか面白く読めました。
外からみた刑務官と中からみた刑務官の違いや変わらぬところも面白かった。

叙述トリックは好みではないけれど、今回は解明には関係なかったので、それほど気になりませんでした。
あれだけタブーといい続けたわりに、それほどでもなかったのはちょっと残念でした。

2025/09/04

間違えて借りた本だったが引き込まれてしまう。芸能人が刑務所から出所し手記を出版した内容と所内で起きた出来事と並べて書いている。
続きを読みたくなる内容だった。