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すごい物理学講義 河出文庫
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すごい物理学講義 河出文庫

カルロ・ロヴェッリ(著者), 竹内薫(訳者), 栗原俊秀(訳者)

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すごい物理学講義 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2019/12/06
JAN 9784309467054

すごい物理学講義

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商品レビュー

4.3

21件のお客様レビュー

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2025/11/24

「超ひも理論」並ぶ統一理論の候補である「ループ量子重力理論」の提唱者であるカルロ・ロヴェッリ氏による一般読者向けの物理学読本。といっても後半はかなり難解。でもとてつもなくエキサイティングで面白い本。再読。 近代物理の原点をプラトンやアリストテレスではなく(むしろ否定し)デモクリト...

「超ひも理論」並ぶ統一理論の候補である「ループ量子重力理論」の提唱者であるカルロ・ロヴェッリ氏による一般読者向けの物理学読本。といっても後半はかなり難解。でもとてつもなくエキサイティングで面白い本。再読。 近代物理の原点をプラトンやアリストテレスではなく(むしろ否定し)デモクリトスの原子とし、そこからニュートンの古典物理学、ファラデー=マクスウェルの電磁気学、さらにアインシュタインの相対性理論、ディラックの量子物理学へと紡がれる変遷を追う。それらをベースに、(刊行当時の)最新物理学であるループ量子重力理論を中心に量子のふるまいに迫っていく。 氏の別著書「時間は存在しない」でも触れられていたが、量子同士の相関性・関係性が世界を記述するものであり、エントロピーや情報理論を巻き込んで展開されていく世界はなんとも不思議な感覚。特にマトヴェイの重力・相対性理論・量子力学の定数が盛り込まれた公式は真理の一端に触れたような錯覚に陥る。といっても250ページのループ量子重力理論の方程式をみて全く理解できていないと覚めるのではあるが。 数人の卓越した発想や着想から生まれ、思考実験や数学を持って論証し、実験や観測を持って証明する。それらの世界が何か大きな枠組みのなかで一連の事象としてつながっているように思える、そんなワクワクさせてくれる本である。

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2024/07/28

過去から現在までの大きな流れを俯瞰できる良書。 普段生活していて物理学を感じることはないが、物理学無しには現代社会が成り立たない事がわかる。 今まで数多の物理学者が思考を重ね、今なおわからない事も多い。文系の私には一切物理学に貢献できないが、これからも新しい発見が出てくることを楽...

過去から現在までの大きな流れを俯瞰できる良書。 普段生活していて物理学を感じることはないが、物理学無しには現代社会が成り立たない事がわかる。 今まで数多の物理学者が思考を重ね、今なおわからない事も多い。文系の私には一切物理学に貢献できないが、これからも新しい発見が出てくることを楽しみにしている。

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2024/04/25

教養文庫フェア冊子から。最近、まとめて同冊子から気になった作品を読んでみたけど、どうも自分のニーズとズレていることが判明。文庫という、手に取りやすい媒体に惑わされたけど、ほとんどどれもが初手には不向き。入門書や新書の次の一手、って感じ。 本書も、ある程度物理の基礎がないと、ただ読...

教養文庫フェア冊子から。最近、まとめて同冊子から気になった作品を読んでみたけど、どうも自分のニーズとズレていることが判明。文庫という、手に取りやすい媒体に惑わされたけど、ほとんどどれもが初手には不向き。入門書や新書の次の一手、って感じ。 本書も、ある程度物理の基礎がないと、ただ読むだけに終わっちゃう。自分がそうだったように。高校時代、面と向かって学習していた頃から、物理について、腑に落ちた経験がほぼ皆無なんだけど、その感覚は間違っていなかったんだ、ってことが分かったくらい。改めて、遥かかけ離れた存在だと、再認識されてしまった。かといって今後も避けて通りたい道では決してなく、さて、どこから着手しよう。

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