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大名倒産(上)
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大名倒産(上)

浅田次郎(著者)

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大名倒産(上)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2019/12/06
JAN 9784163911397

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商品レビュー

3.9

40件のお客様レビュー

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2025/11/13

長男がいなくなり他の兄弟がバカか病弱、まさかの貧乏大名家主のお鉢が回ってきてしまった和泉守。神さまで出てきて表現豊かで時代小説のイメージが良い意味でガラッと変わった。 鮭に目がない大名、いいねぇ。

Posted by ブクログ

2025/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 大名倒産を企むご隠居に対して、突然家督を襲封することになった三男が倒産させまいと奮闘する物語。人として正しい行いと、真直ぐで正直な心で困難に立ち向かえば、周りの人の協力も得られ、果ては神仏までもが味方するというのが良かった。すべての才能を持つ必要はなく、何か1つに集中して人の役に立つというのも大切。奇跡が奇跡を呼び、倒産を免れるのがよかった。

Posted by ブクログ

2025/01/28

江戸末期、泰平の世が長く続き、武士の矜持や制度が形骸化し、時代が移り変わり意義も薄れもともとの意味も分からぬままにただただ伝統を重んじ思考停止のまま同じことを繰り返すうちに、借金にまみれながら面子だけは保たねばならぬという、当事者たちは大真面目ながらも傍から見れば、馬鹿じゃないの...

江戸末期、泰平の世が長く続き、武士の矜持や制度が形骸化し、時代が移り変わり意義も薄れもともとの意味も分からぬままにただただ伝統を重んじ思考停止のまま同じことを繰り返すうちに、借金にまみれながら面子だけは保たねばならぬという、当事者たちは大真面目ながらも傍から見れば、馬鹿じゃないの?!という大名たちの生きる様を、死神や七福神、薬師如来まで登場させて、見事な娯楽小説に仕上げた怪作。登場人物は多いし、当時の制度やら建前の身分と実力が乖離していた実情やら、複雑な儀礼のあれこれを読み易い筆致でサラサラ見事に説明しつつ、現代の価値観に照らしてカラリと批評も差し込みつつ、適度にくだけた洒落も挟みつつ、人物像もしっかり書き込んでくれて、本当に楽しくあっという間に読了。この前に芥川賞受賞作品をなんとか読み終えたばかりだったのもあり、さすが直木賞作家さん、読み易い面白いサイコー!と思いながらウキウキ読みました。『憑神』という作品もあるし、浅田さんは貧乏神がお好きなのかな、と思ったり。それにしても七福神のほとんどが外国の神様だったとか、布袋さんはもとは人間だったとか、まったく知らなかったです。いったいどうやって終わるのかな、と残り少ないページ数を気にしながら読み進み、やっぱりそれしかないよね、という感じに収まったのですが、それはそれとして、先代のご隠居様の描き方も素晴らしかったです。まったく関係ないのですが、塩引鮭が好物という大番頭の越中守が、カール・ハイアセンの複数の作品に登場するキンクスという豪快な人物を思い起こさせ、この頃全然読んでいないハイアセンの作品も読みたい気持ちになりました。映画化されているみたいです(映画では高田延彦さんが演じられていますが、個人的なイメージはクリント・イーストウッドのような骨格は大きいけれどやせ型の人)。

Posted by ブクログ