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パリのアパルトマン 集英社文庫
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パリのアパルトマン 集英社文庫

ギヨーム・ミュッソ(著者), 吉田恒雄(訳者)

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パリのアパルトマン 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2019/11/20
JAN 9784087607611

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パリのアパルトマン

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3.8

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2024/04/14
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かたや傷心の元刑事マデリンは自分の心を癒すため、かたや人間嫌いの劇作家ガスパールは作品執筆を目的とした缶詰になるために、レンタル物件のパリのアパルトマンを手配した。 契約サイトの不具合によりダブルブッキングされてしまった2人。 予想以上に心地よさそうな住まいに、両者自らの権利を譲らずのっけからぶつかり合う。 そこは1年前に他界した天才画家ショーン・ローレンツの元アトリエだった。 マデリンは苦情を言いに行った物件オーナーから、ガスパールはアパルトマンに配されたローレンツの伝記から、その天才画家の来歴と見舞われた悲劇、凋落を知る。 晩年は全く筆を取らなくなったというローレンツだが、亡くなる直前の本人談では遺作があるとの話。 仮住まいに魅せられた2人は、本来の目的そっちのけ、いくつもの衝突を起こしながら元住人の遺作探しに奔走する。 絵画とミステリ。 時折取り上げられる組合せで非常に相性の良い組合せだと思う。 他に類を見ない天性だったり、悲運な生涯の末残された名作達とその謎というのは読者を惹きつける。 また、その謎の料理の仕方は著者により様々で色が出て面白い。 『ブルックリンの少女』もそうだったが、あっちいったりこっちいったり忙しい展開。 主人公達の負う過去の心の傷だったり、ときに感情を押さえきれない立ち振る舞いだったりも起伏が多くエンタメ性高い作風。 自分的には、事件に巻き込まれた訳でもなく、司法関係者な訳でもない2人がなぜそれほどまで遺作探し、そしてその先で見えてきたもうひとつの謎にのめり込み、無謀とも思える行動をとるのか共感できず、途中からややしらけぎみだったのだが、最終盤に盛り返す。 これまた『ブルックリンの少女』でもそうだったのだが、物語の畳み方が美しい。 著者の真骨頂なのだろうか。 フランスの作家だが、本国ではピエール・ルメートルの人気を凌ぐともいう。 日本での知名度はまだそこまでではないような。

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2024/04/14

ミュッソ二冊目 いつもニューヨーク出てくるなと思ったら 19歳のころにアメリカにあこがれてNYCに滞在したらしい(フランス人でアメリカ好きって珍しいわね?) 最後はお決まりのどんでん返し 結構だらだらと読んでしまったけど(長くて密度が高い気がする)、なかなか辛い話だったな。 ミ...

ミュッソ二冊目 いつもニューヨーク出てくるなと思ったら 19歳のころにアメリカにあこがれてNYCに滞在したらしい(フランス人でアメリカ好きって珍しいわね?) 最後はお決まりのどんでん返し 結構だらだらと読んでしまったけど(長くて密度が高い気がする)、なかなか辛い話だったな。 ミュッソの作品はTVシリーズとかに向いていると思う "ニューヨーク州のセネカ湖"と本文に出てきてちょっと感動した。 なんでまたSenecaなんだろう

Posted by ブクログ

2023/09/05

フランスの作家ギヨーム・ミュッソの長篇ミステリ作品『パリのアパルトマン(原題:Un appartement a Paris)』を読みました。 『ブルックリンの少女』に続き、ギヨーム・ミュッソの作品です。 -----story------------- 【フランスで160万部突破...

フランスの作家ギヨーム・ミュッソの長篇ミステリ作品『パリのアパルトマン(原題:Un appartement a Paris)』を読みました。 『ブルックリンの少女』に続き、ギヨーム・ミュッソの作品です。 -----story------------- 【フランスで160万部突破の大ベストセラー日本上陸!】 【急死した天才画家が遺作に託した驚愕の真実とは!?『ブルックリンの少女』の著者ギヨーム・ミュッソが放つ待望の新作ミステリー!】 それぞれ別の目的でパリにやってきた元刑事のマデリンと人気劇作家のガスパール。 マデリンは傷心を癒すため、人間嫌いのガスパールは執筆で缶詰になるため。 この他人同士の男女は偶然、同じ不動産レンタルサイトで一件家を予約するが、当日にダブルブッキングが判明。反りの合わない2人は互いに一歩も譲らない。 だが、当の家が1年前にニューヨークで急死した天才画家ショーン・ローレンツの元アトリエと知ると、彼らは次第に画家とその作品に惹かれていき、未発見の遺作3点が存在するという情報を得て行方を探し始めるが……。 絵に隠された秘密に導かれて突き進む2人を待ち受けていた、誰にも予想できない衝撃の真実とは!? ----------------------- 2017年(平成29年)に刊行された作品です。 クリスマス間近のパリ、急死した天才画家の家で偶然出会った一組の男女… イギリス人で元刑事のマデリン・グリーンとアメリカ人で人気劇作家のガスパール・クタンスは、天才画家ショーン・ローレンツが死の直前に描いたとされる未発見の遺作3点を一緒に探しはじめる、、、 その捜索はやがて、画家を襲った悲劇の謎を探る旅へと変わり… 絵に隠された秘密に導かれて突き進む二人を待ち受けていた、予想外の真相とは!? フランスNo.1作家が放つ話題の傑作ミステリー。 複雑な過去を抱える男女がアパルトマンの予約をダブルブッキングされてしまう… パリで独り静かに過ごしたかった2人は当初反目し合うが、お互いの事情を知るにつれて というロマンス小説のようなオープニングから、、、 そのアパルトマンをアトリエとして利用していた天才画家の「謎」もまたクローズアップされ、意外な展開が次から次へと繰り出され、2人はアメリカで発生した子どもをターゲットとした連続誘拐殺人事件の真相を究明することに… そして、遂に2人は真実に辿り着く。 いやぁ、面白かったですねー 家族の物語としてハッピーエンドを迎える感動的な展開も良かった… 映画化することを意識して描かれたような印象のエンターテイメント作品でしたね、、、 ちょっーと気になったのは元刑事マデリンの性格かなー キレ過ぎですよね… 悪いキャラじゃないんですけどね。 『ブルックリンの少女』に登場した人物や場所が出てくるので、続けて読んで良かったです… 機会があれば、ギヨーム・ミュッソの他の作品も読んでみたいな。

Posted by ブクログ