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井筒俊彦ざんまい
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井筒俊彦ざんまい

若松英輔(著者)

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井筒俊彦ざんまい

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶応義塾大学出版会
発売年月日 2019/10/12
JAN 9784766426304

井筒俊彦ざんまい

¥1,980

商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2025/02/03

概要 本書は井筒俊彦の思想と業績に焦点を当てており、彼の哲学的アプローチや言語学、イスラム思想における貢献を探求しています。特に、井筒の著作や講義がどのように日本の学問に影響を与え、また東洋思想の理解を深化させたかを強調しています。 --- 1. 井筒俊彦の思想と影響 1.1...

概要 本書は井筒俊彦の思想と業績に焦点を当てており、彼の哲学的アプローチや言語学、イスラム思想における貢献を探求しています。特に、井筒の著作や講義がどのように日本の学問に影響を与え、また東洋思想の理解を深化させたかを強調しています。 --- 1. 井筒俊彦の思想と影響 1.1 学問的背景 - 井筒俊彦は、言語学と哲学を融合させることで、言語が持つ深い意味とその構造を探求しました。 - 彼の授業は、学生にとって言語の持つ重層性を体感させるものであり、特にフランス語の理解を深める助けとなりました。 1.2 主要な業績 - 井筒の著作『意識と本質』では、東洋思想の深層に迫る試みがなされており、仏教や道教、イスラム哲学の重要性が述べられています。 - 彼は言語と思想の関係を探求し、特に「コーラン」の翻訳によって宗教的言語の特性を明らかにしました。 --- 2. 井筒の言語学と哲学 2.1 言語の核心 - 言語は単なるコミュニケーションの手段ではなく、存在の認識を形成する重要な要素であると捉えられています。 - 言語の構造とその機能を分析することで、井筒は人間の外界認識がどのように言語によって影響を受けるかを示しました。 2.2 哲学的アプローチ - 井筒は、「神秘哲学」を通じて存在と意識の関係を探求し、特に「無分節」と「分節」の概念に注目しました。 - 彼の思想は、東西哲学の対話を促進し、新たな理解を提供することを目指しています。 --- 3. 井筒俊彦の教育とその影響 3.1 教育者としての役割 - 井筒は多くの学生に影響を与え、その授業は哲学や言語学の新たな視点を提供しました。 - 彼は学生に対して、深い思索を促し、言語の持つ意味の探求を奨励しました。 3.2 学問の継承 - 井筒の思想は、後の世代の学者たちに受け継がれ、特にイスラム哲学の研究においてその影響が見られます。 - 彼の著作集の刊行は、彼の学問的な遺産を次世代に伝える重要な役割を果たしています。 --- 4. 井筒俊彦の業績の評価 4.1 内外の評価 - 井筒の業績は国内外で高く評価されており、特に彼のアラビア語やイスラム思想における専門性が際立っています。 - 彼は、東洋思想の理解を深めるための重要な橋渡し役となりました。 4.2 未来への影響 - 井筒の思想は、今後の哲学や宗教研究においても重要な指針を提供し続けると期待されています。 - 彼のアプローチは、異文化理解や哲学的対話を促進する上での基盤となるでしょう。

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2024/12/12

若松英輔編といことで、やさしいかな、と思って図書館で借りました。一つ一つの話が短く、写真も多く、伝記もありで、読み安そうです。

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2023/08/28

コーランを勉強しようとして、何年か前にその名前を知った、井筒俊彦。1993年1月7日脳出血出で他界、享年78歳。 多言語をよくし、原典をその言語で読み、書かれたことの向こうにある意識を発見する作業を生涯の仕事とした人らしい。 遠藤周作は、慶応在学中、この人と西脇順三郎、折口信夫の...

コーランを勉強しようとして、何年か前にその名前を知った、井筒俊彦。1993年1月7日脳出血出で他界、享年78歳。 多言語をよくし、原典をその言語で読み、書かれたことの向こうにある意識を発見する作業を生涯の仕事とした人らしい。 遠藤周作は、慶応在学中、この人と西脇順三郎、折口信夫の誰にも学ばなかったことを悔い、司馬遼太郎は、衝突を越えねば、本当の国際社会はできない、危機を経るべく人間は作られているとおっしゃる方と仰天している。亡くなって、四半世紀過ぎても、大衆の一人のオレみたいなやつにさえ、感心される。 そんなすごい人も、死んでしまう。虚無に襲われる今日この頃。 「意識と本質」「ロシア的人間」を今度は読んでみよう。

Posted by ブクログ