商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 慶応義塾大学出版会 |
発売年月日 | 2019/10/12 |
JAN | 9784766426304 |
- 書籍
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井筒俊彦ざんまい
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井筒俊彦ざんまい
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商品レビュー
3.5
3件のお客様レビュー
コーランを勉強しようとして、何年か前にその名前を知った、井筒俊彦。1993年1月7日脳出血出で他界、享年78歳。 多言語をよくし、原典をその言語で読み、書かれたことの向こうにある意識を発見する作業を生涯の仕事とした人らしい。 遠藤周作は、慶応在学中、この人と西脇順三郎、折口信夫の...
コーランを勉強しようとして、何年か前にその名前を知った、井筒俊彦。1993年1月7日脳出血出で他界、享年78歳。 多言語をよくし、原典をその言語で読み、書かれたことの向こうにある意識を発見する作業を生涯の仕事とした人らしい。 遠藤周作は、慶応在学中、この人と西脇順三郎、折口信夫の誰にも学ばなかったことを悔い、司馬遼太郎は、衝突を越えねば、本当の国際社会はできない、危機を経るべく人間は作られているとおっしゃる方と仰天している。亡くなって、四半世紀過ぎても、大衆の一人のオレみたいなやつにさえ、感心される。 そんなすごい人も、死んでしまう。虚無に襲われる今日この頃。 「意識と本質」「ロシア的人間」を今度は読んでみよう。
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数十の言語を駆使し、言語の奥の奥にある何者かを詳しく語った、という井筒俊彦(テヘランの大学に長く勤務、ペルシャ文化を極めたともいわれる人ですね)を巡る様々な出会いが垣間見えます。あの難解な井筒俊彦ワールドへの入門手引きの本でしょうか。若松英輔さんが編纂した年表に、同級生数名(池田...
数十の言語を駆使し、言語の奥の奥にある何者かを詳しく語った、という井筒俊彦(テヘランの大学に長く勤務、ペルシャ文化を極めたともいわれる人ですね)を巡る様々な出会いが垣間見えます。あの難解な井筒俊彦ワールドへの入門手引きの本でしょうか。若松英輔さんが編纂した年表に、同級生数名(池田弥三郎さんを交え)と共に経済学の教科書(簿記論)を数寄屋橋の上から投げ捨て、慶応の経済予科から文学部への転部を祝ったとの記載、痛快であります。(私も出来ることなら、同じことをやってみたかな、とも思いますが)司馬遼太郎さんが語る井筒俊彦の思い出は、秀逸です(良く判る井筒俊彦風な紹介文)また、瀬戸内寂聴さんが語る、井筒夫人との出会い等、まさに井筒俊彦三昧(ざんまい)という本、おすすめです、★四つであります。
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よく理解できたとは言い難いが、周辺の方々の言葉を通じて井筒氏の著作の偉大さを垣間見た。これからご本人の著書にトライします。 個人的には司馬遼太郎の寄稿が読めただけでも値があった。
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