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史上最恐の人喰い虎 436人を殺害したベンガルトラと伝説のハンター
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史上最恐の人喰い虎 436人を殺害したベンガルトラと伝説のハンター

デイン・ハッケルブリッジ(著者), 松田和也(訳者)

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史上最恐の人喰い虎 436人を殺害したベンガルトラと伝説のハンター

定価 ¥2,200

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 青土社
発売年月日 2019/08/31
JAN 9784791772087

史上最恐の人喰い虎

¥660

商品レビュー

4.8

4件のお客様レビュー

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2024/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

インドの人喰い虎、と書けばまるでキプリングのお話に出てくる悪者のようだけど、ネパールからインドの歴史、情勢などを踏まえつつ、なぜこのような人喰い虎が生まれたのかを丹念に紐解く過程が面白い。大英帝国支配のインド下で生まれたハンター、ジム・コーベットの人柄と生涯も興味深かった。 しかし販促のためだろうとは思いつつも日本語タイトルがちょっとひどい気が…「no beast so fierce」、ヘンリー3世からの引用らしいですが不勉強で分からず。直訳すると「そんなに激しい獣はいない」。本文ラスト近くの、理由もなく殺すことにかけてより獰猛なのは虎ではなく人間の方である、という一文から取られ、これに関しては本書を読み終えれば頷くしかない。

Posted by ブクログ

2022/11/29

単なるノンフィクションの域を超えた歴史物語。 今まで伝説だった実話を、各地の資料をもとに文字に書き起こしてある。 南インド映画「RRR」に関する資料として、和歌山の本屋プラグさんがSNSで紹介されていたのを知って手に取る。 アイルランド系移民としてインドに生まれたハンターが、現...

単なるノンフィクションの域を超えた歴史物語。 今まで伝説だった実話を、各地の資料をもとに文字に書き起こしてある。 南インド映画「RRR」に関する資料として、和歌山の本屋プラグさんがSNSで紹介されていたのを知って手に取る。 アイルランド系移民としてインドに生まれたハンターが、現地トライブの狩猟者の技術を習得し、ネパール・インド一帯を恐怖に陥れた一匹のトラを仕留めるまでの話。その後、トラの生息域である森とそこに住む人々のことを考慮し、人生の20年をトラの保護活動に生きているというところが、非常に胸を打つ。WWFの元祖みたいな人である。アイルランド系英国を追われてインドにたどり着いた祖先を持つという出自など、歴史的背景にも興味がわく。 BBCの30分ドキュメンタリー「ムンバイのトラ」では、現在進行形のインドムンバイ近郊の開発と環境保護活動が紹介されているが、問題は現代になっても解決していない。

Posted by ブクログ

2021/03/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館でたまたま見かけて手に取ったが、これが大当たり。単なる英雄譚でも虎狩りの記録でもなく、人喰い虎のなんたうるかを過不足なく、ついでに大層面白く伝えてくれた。『クマーウーンの人喰いたち』の和訳もあれば読んでみたい。 なお、訳者あとがきの最後の一文には大いに賛同する。内臓ってあんた。

Posted by ブクログ