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おとろし屏風 九十九字ふしぎ屋 商い中 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2019/07/11 |
JAN | 9784334778378 |
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商品レビュー
4.5
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ぬりかべの娘の五作目。 前作から続いている、九十九字屋のあるじ冬悟のお話。 母を取り殺した女の怨念、それを冬悟のせいだと言う兄、周音。 前のあるじキヨも登場(?)して、 女の気持ちを、冬悟の過去、ナツの疑問を解きほぐしていく。 シリーズの山場ともいえるお話だが、 ナツが亡霊につきまとわれるところから、 するりとそのお話に入っていくところが良かった。 ナツ自身、ぬりかべになってしまった父親のせいで苦労もしているのに、 心根の良さといういか、優しさが出ていて。 イメージを押しつけられる気がして、あまり表紙絵は見ないのだが、 ぬりかべのおとっつあんが酔いつぶれているのは、微笑ましかった。 人の姿で。
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話も練り込んであって、とても面白かった。あやかし同心シリーズもですが、霜島さんの時代物って本当に面白い。それ以外の本の表紙はライトノベルっぽいので、読んでいないのですが。
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