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モスクワの伯爵
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モスクワの伯爵

エイモア・トールズ(著者), 宇佐川晶子(訳者)

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モスクワの伯爵

定価 ¥3,960

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2019/05/23
JAN 9784152098603

モスクワの伯爵

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商品レビュー

4.4

33件のお客様レビュー

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2026/03/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

600ページ、余す事なくなんて品のある作品だろうと思った。 この朗らかさと明るさが教養なんだな。 伯爵がこの途方もない軟禁生活を余儀なくされ、悲観の念がその胸に一片たりとも去来しなかったのかと言えばそうではないのだろうけど、それでもいつも顎を引いて胸を張り、自分の境遇の主であろうとする姿勢こそが教養であり品性だと感じ入った。 人生では避けられない別れを経験しながらも、最終章に至るまで、最後の一行に至るまでに伯爵を導いた友人たちは、間違いなく伯爵の生き方がつくりあげた財産だろう。 伯爵とソフィアの、明るく尊い未来での抱擁を心から祈る。

Posted by ブクログ

2025/10/07

舞台は1922年のモスクワ。 革命政府に無期限の軟禁刑を下された伯爵アレクサンドル・イリイチ・ロストフ。 メトロポールホテルのスイートに住んでいたが、 これからはその屋根裏で暮らさねばならない。 ホテルを一歩出れば銃殺刑が待っている。 そんな境地に陥った伯爵の32年にも及ぶ軟禁の...

舞台は1922年のモスクワ。 革命政府に無期限の軟禁刑を下された伯爵アレクサンドル・イリイチ・ロストフ。 メトロポールホテルのスイートに住んでいたが、 これからはその屋根裏で暮らさねばならない。 ホテルを一歩出れば銃殺刑が待っている。 そんな境地に陥った伯爵の32年にも及ぶ軟禁の物語。 同作者エイモア・トールズの前作『賢者たちの街』と時代設定は同時期だが、 今作の方が個人的にはかなり好みでもあり、胸に刺さるものがあった。 コロナ禍というものを体験した現代の我々も、 ある種この軟禁というものに関しては共感を抱けるであろう。 だが、我々と大きく違うのは伯爵は残りの人生全てなのである。 想像しただけでゾッとしてしまう。 読み始めた当初は、この大ボリュームを一つのホテル内だけで やりくりすることができるのかと物語の行く末を訝しんでいたが、 登場するキャラクターたちの魅力さ、 そして何よりも伯爵の人生を投げ出さないその姿勢に心打たれた。 伯爵が体験する数々の素晴らしい出会い、それに尽きるであろう。 その出会いで培った友情、愛情、そして慈愛。 それがラストに一気に花開く。この構成はお見事。 一つの場所に閉じ込められた伯爵の人生が、 決して惨めなものではなかったということが詰まった素敵な物語であった。

Posted by ブクログ

2025/02/26

ユアン・マクレガー主演のドラマと並行して読了。 ロシア革命後にモスクワの高級ホテルに軟禁された伯爵の32年間のお話。 自分の置かれた状況を悲観せず、投げやりにならず、「自らの境遇の主人とならなければ、その人間は一生境遇の奴隷となる」をモットーに、毎日を一生懸命生きる姿が印象的だっ...

ユアン・マクレガー主演のドラマと並行して読了。 ロシア革命後にモスクワの高級ホテルに軟禁された伯爵の32年間のお話。 自分の置かれた状況を悲観せず、投げやりにならず、「自らの境遇の主人とならなければ、その人間は一生境遇の奴隷となる」をモットーに、毎日を一生懸命生きる姿が印象的だった。 後半にはハラハラドキドキするエンタメ的なところもあり、やはりアメリカ人の書くロシアを舞台にした小説だな、という感じもあった。

Posted by ブクログ