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彼女に関する十二章 中公文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
| 発売年月日 | 2019/03/20 |
| JAN | 9784122067141 |

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商品レビュー
3.9
27件のお客様レビュー
いやいや聖子さん、大モテです。が、1番の感想。2番目が離婚なんてまずないだろうと思われる守さんとの会話の多さ。羨ましいです。 昔の「女性に関する十二章」と絡めた小説としても、とても良かった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
何も考えずに読書をのんびり楽しめる一冊。中島京子さんの本は、たぶん4作目?だけど、いつも言葉選びが知的かつユニークで、それなのに文章にクセがなく、人の温かさが感じられて、すばらしい作家さんだと思う。 本書は閉経を迎えるか否か、という年齢の聖子さんを主人公に、人との出会いやちょっとした生活の変化にまつわる心の機微を描いている。あーそういう気持ちになることあるよね、という感情を上手に描くので、追体験ができる。印象的なのは、息子の彼女への感情の変化。愚鈍に見えて、なんでこんな子を、と思っていたのに、頼りにされた瞬間、全力で守ろうとする聖子さん。人と人が交われば、そこには何らかの関係と感情が生まれる、という当たり前のことを改めて温かく感じる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
中島京子さんの作品なら、間違いはなさそうと思って手に取った本。開いてみてビックリ。この作品は婦人公論に連載された作品だった。しかも元ネタ(?)は、やはり婦人公論で昭和28年に連載された伊藤整「女性に関する十二章」。 私が婦人公論を定期的に購読し始めたのは2016年ごろなんで、この作品のことは知らなかった。伊藤整は名前は知ってても、読んだことあったっけ⁇ 国語便覧で見たかもしれない。 主人公聖子はほぼ著者を思わせる。ま、単純に同じ年ってだけなんだけど。私自身も同世代。ただ、今となっては、ずっと年下だ。 伊藤整の本に倣った章立て。困った連載を頼まれた夫、守。女っ気のない息子、勉。が、連れてきた愛想のない彼女。淡い初恋の男性が亡くなり、目の前に現れたその息子のハーフの青年、とその弟たち。元ホームレスの「調整さん」こと片瀬。守の弟でゲイの小次郎(保)。特に大きな事件が起こるわけではないが、いそうでなかなかいない(?)ユニークな登場人物が穏やかに現れる。 最近見た、緩いけどなんだか見続けていたいドラマに共通する感じもあったかも⁇ 12回ワンクールのドラマを見終えた感じがした。これも雑誌の読者を意識した連載小説ならでは⁈ 中島京子さんの作品は4.5冊目くらいかな。更年期真っ只中からくる(?)独白が小気味良くて、面白かった。 「日本的情緒」に関する考察は、発刊された当時より今の方がタイムリーなことかもしれない。
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