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物語 北欧神話(下)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 原書房 |
| 発売年月日 | 2019/01/22 |
| JAN | 9784562056279 |
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物語 北欧神話(下)
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商品レビュー
4.1
17件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
コミカルな印象だった上巻に比べて、ラグナロクへと向かっているせいか物騒でハラハラする展開だった。特に、ロキへの印象が難しい。厄介なことはしつつも、どこか憎めない神だったロキが、本格的に神々の敵のような立ち位置へと移ろってしまう。ロキは何をしたかったんだろう。 そして、ラグナロクがやってくる。騒がしく愉快だった神々の世界は戦火に包まれ、人間は死に絶え、神もまた死んでいく。しかし、ユグドラシルのもとで生まれるはずの新たな世界。死は、終焉であると同時に再生である。
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比較していいものかどうかわからないけれど、ギリシャ神話の方がはるかに豊で面白い。戦争や死はこちらにもあるが、なんといってもこっちの神話には色気がない。ただ常識としての北欧神話を知るにはちょうど良かった
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神話が物語としてここまで面白いとは想像以上だった。 きっと著者ニール・ゲイマンが研究者ではなく作家であるからだろう。 かつて岩波文庫の『ギリシャ・ローマ神話』に付則してあった北欧神話を読んで、エピソードとして面白いがこの程度か、と思っていたのをいい意味で完全に覆してくれた。 あ...
神話が物語としてここまで面白いとは想像以上だった。 きっと著者ニール・ゲイマンが研究者ではなく作家であるからだろう。 かつて岩波文庫の『ギリシャ・ローマ神話』に付則してあった北欧神話を読んで、エピソードとして面白いがこの程度か、と思っていたのをいい意味で完全に覆してくれた。 あとがきにもあるように、キャラクターの口語を現代的にしてくれているからだろう。 価値観や世界観をデフォルメしてしまったら伝えるべき本筋が伝承から逸れてしまうが、セリフの現代語訳や表現の変化であれば許せる脚色の範囲になる。 思いのほか、ラグナロクがあっさり終わってしまったのはやや拍子抜け。原書からしてこんな感じなのだろうか。 ただ、神話とリアルの現世をこのように繋げたか、という感心は得られて納得。 内容に関して言えば、 やはりストーリーの要となるロキの、動機がやはり謎に包まれる。 妬みや怒りといったものを抱えているようだが、味方になったり裏切ったり、とシーソーするのはなぜなのだろうか。 単に機嫌に左右されるというにはあまりに極端。 巨人の子であったり巨人とのハーフ、という神は他にもいるし、コミュニティにおける疎外感のようなものを感じて育ったというには無理がある。 語られないからこそ、そこに解釈の余地があって、リメイクやオマージュにバリエーションが生まれうる。そこを見越して生み出されたキャラクターなのだろうか。 はたまた、モデルがいたとして、伝承の過程で欠落した情報があるのか。 本書によって彼の結末を知ってなお、興味が尽きない。 あと橋賢亀氏による装画もまた良い。 水彩であそこまで臨場感のあるフェンリルを描けることに驚かされた。
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