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釜ヶ崎合唱団 労働者たちが波乱の人生を語った
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ブレーンセンター |
発売年月日 | 2018/11/22 |
JAN | 9784833905527 |
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釜ヶ崎合唱団
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釜ヶ崎で1975年12月10から今まで一日も休むことなく、朝夕と一日2回、炊き出しを続けている釜ヶ崎炊き出し会。 その会が発行している「絆通信」の人気コーナーの記事が掲載されている。 60名に及ぶ「なかまたち」の話と、4名の「支える人々」の話、そして、絆通信読者のお便りが収めら...
釜ヶ崎で1975年12月10から今まで一日も休むことなく、朝夕と一日2回、炊き出しを続けている釜ヶ崎炊き出し会。 その会が発行している「絆通信」の人気コーナーの記事が掲載されている。 60名に及ぶ「なかまたち」の話と、4名の「支える人々」の話、そして、絆通信読者のお便りが収められている。 ホームレスの人を排斥したり、襲ったりする人たちがいるけれど、彼らが何をしたというのだろう。 一人一人いろんな環境の中で育ってきた。それはその人のせいではない。ちょっと歯車が狂い、また社会の状況も合わさって、ホームレス状態になってしまった。 ホームレス状態になった人たちは、怠けていたわけじゃない。むしろ一所懸命働いていた。でも、ふとしたきっかけで仕事を辞め、その後転職を繰り返していくうち、不況で仕事がなくなっていった。 家庭的に恵まれない人たちもいた。その生い立ちを読むと、信じられないほどに厳しい環境にあった人たちも多くて、少なからずショックを受けた。 一番衝撃だったのが、生まれて直ぐに施設に入れられた人の話。その人は私より7歳年上。こう書いていた。 「ずっと施設生活だったから、この世の中にお父さん、お母さんという存在がいるということすら知らなかった」 「社会のありようとして〈いのち〉を差別されたり〈誇り〉を奪われたりすることのないように助け合って生きたい」と「絆通信」の読者の一人が書いていた。 その言葉通りだと思う。 みんなおんなじいのち。そのことをこの本を読んで、改めて噛みしめた。
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