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狼と香辛料(ⅩⅩⅠ) Spring Log Ⅳ 電撃文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2019/01/10 |
| JAN | 9784049122008 |
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狼と香辛料(ⅩⅩⅠ)
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
聴了。 2人の旅路が再び始まります。今回も愛おしいお話ばかりでした。いつか訪れる別離に備えながら共にあることを大切にしている2人がなんとも愛おしいです。絵をめぐるお話がよかったです。
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狼の化身であるホロと旅の行商人ロレンスの冒険を描く『狼と香辛料』シリーズが17巻で完結した後の後日談を描くSpring Logシリーズも、順調に物語が進みあっという間に4冊目となった。もともとは行商人を引退し、湯屋の主人となったロレンスとホロの日常を描く作品の予定だったようだが、...
狼の化身であるホロと旅の行商人ロレンスの冒険を描く『狼と香辛料』シリーズが17巻で完結した後の後日談を描くSpring Logシリーズも、順調に物語が進みあっという間に4冊目となった。もともとは行商人を引退し、湯屋の主人となったロレンスとホロの日常を描く作品の予定だったようだが、今作からは本格的に旅に復帰して、過去と同じような展開を迎えることになったらしい。 街で落ち着いている2人も決して悪くはないが、やはり2人には旅に出るのがよく似合う。 17巻まで続いた『狼と香辛料』での旅がホロの故郷であるヨイツに向かうと言う目的が明確であったことに比べると、本作から始まる旅はかなりのんびりしている。 考えてみれば当時の2人は根無し草であったのだが、今の2人は湯屋『狼と香辛料亭』という帰るべき場所をしっかりと持っている。また、一応娘であるミューリとコル(本作ではすでに枢機卿と呼ばれている・・随分と出世してしまった)と会うための旅とは言え、本質的には、ホロとロレンスの思い出作りが目的なわけで、今回の旅の緊迫感はこれまでとは比べ物にならない。読者としては、安心しながら読み進めることができるわけだ。 そんな本作ではいつものように、数篇の短編が収められている。それぞれ前から並べていけば、Spring LogⅡで登場したセリムが語り手の『狼と湯煙の向こう』、新たな旅に出たばかりの二人の最初の一歩を描く『狼と秋色の笑顔』、これまでの雰囲気を濃厚に残している“逗留した街での問題を解決する“パターンの『狼と森の音』、ようやく大きな街に辿り着いた二人がトラブルに巻き込まれる『狼と旅の卵』、そして本作のために書き下ろされたミューリとコルの馴れ初め的なエピソードとなる『狼ともう一つの誕生日』となる。 これまでこのシリーズをずっと読み続けてきた読者からすれば、特に3つ目と4つ目のエピソードは、読み慣れた懐かしい匂いに溢れていて安心して進んでいくことができる。どうやら一足先に進んでいるコルとミューリは何かとてつもないことを引き起こしているらしいのだが、それはまた別の物語ということで、このSpring Logシリーズではほとんど触れられることがないようだ。 前の旅を描くシリーズでは、ロレンスは「若さはあるが、まだ落ち着きが足りない」的な描き方をされることが多かったのに、10年経った今では「かつては、凄腕の行商人だったが、今はやや体力が落ちている」と、いった描き方をされていて、一読者としてはやや戸惑ったりもする。確かに最後のデバウ商会とのやりとりを通じて、北の地の平和に大きく貢献したのは、間違いなくロレンスとホロなのだが、そんなに凄腕だったのかなぁとか、そんなことを思ってしまったりする。 おそらく、このSpring Logシリーズはミューリとコルを追って、少しずつ南に向かうのであろうと思うと、かつての登場キャラクターたちとの再会を楽しむことができるだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再び旅に出て 道に迷って 森を彷徨って たどり着いた港町で愛娘たちの絵画を目撃した嫁に「自分たちのも欲しい」と ねだられたけど絵の具とか高価。。 ニシンの卵の投機で儲けようと手を出したところ 聖職者の強権で大損しそうになったけど 聖職者を言い包めて事なきを得ました。 エビローグの愛娘たちの物語はほっこりするなぁ〜。
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