1,800円以上の注文で送料無料

すべての、白いものたちの
  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 書籍
  • 1222-01-06

すべての、白いものたちの

ハン・ガン(著者), 斎藤真理子(訳者)

追加する に追加する

すべての、白いものたちの

定価 ¥2,200

1,760 定価より440円(20%)おトク

獲得ポイント16P

在庫あり

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品【送料無料】

店舗受取なら1点でも送料無料!

店着予定:1/5(月)~1/10(土)

店舗到着予定:1/5(月)~1/10(土)

店舗受取目安:1/5(月)~1/10(土)

店舗到着予定

1/5(月)~1/10

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

1/5(月)~1/10(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2018/12/26
JAN 9784309207605

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

1/5(月)~1/10(土)

すべての、白いものたちの

¥1,760

商品レビュー

4

101件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/12/20

ここ数ヶ月、自分の傷を手当てするような作品ばかりを手にしてきた。 ハン・ガンさんの作品は、勅使川原麻衣さんの書籍や石川ありささんの「養生する言葉」でも触れられていた。 先日手にした「PRAIZE」では、小説が文学となるには、行間からあらゆるものが伝わるということなのだと理解した...

ここ数ヶ月、自分の傷を手当てするような作品ばかりを手にしてきた。 ハン・ガンさんの作品は、勅使川原麻衣さんの書籍や石川ありささんの「養生する言葉」でも触れられていた。 先日手にした「PRAIZE」では、小説が文学となるには、行間からあらゆるものが伝わるということなのだと理解した私。 このタイミングでこの本を手にできたのは、とてもよかった。 なぜなら、そのプロセスがなければ、読んでも読んでも私の中に何も残らなかったように思えるから。 韓国語で白い色を表す言葉には、「ハヤン(まっしろな)」と「ヒン(しろい)」かあるそうだ。 綿あめのように清潔な白「ハヤン」と違い、「ヒン」は、生と死の寂しさをこもごもたたえた色。 ハン・ガンさんはその「ヒン」である白について、彼女の中にある生と死の寂しさを混じえて書き綴っている。 5色の白いテクスチャーも異なる紙で構成された書籍には、彼女の白への様々な思いが感じられる 「ヒン」という白は純白ではなく、歓びや哀しみが染みこんだ白。だからこそ、白さのそのわずかな違いに愛おしさを感じるのかもしれない。 生まれてすぐに亡くなった姉の死と、身代わりのように受けた自身の生。 その狭間にある哀しみを、白いものたちの美しさを言葉に紡いでいくことで少しずつ昇華させていったのだろう。 傷や哀しみを自身で癒すのには、とてつもなく時間がかかる。 でも、やはり言葉で表現することは癒やしのプロセスの中でも優しさを伴う穏やかな方法なのだと改めて思う。

Posted by ブクログ

2025/12/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初に生まれた子を生かすことができなかったことを作者の母は後悔している。しかしその子が生きることができたということは即ち自分が存在しないことを意味すると作者は理解している。 母はそこまで考えずに率直に後悔を口にしたのだろうが、作者としては自分の存在が半透明になって揺らぐような感覚を覚えたかもしれない。その母が亡くなったことが、この本を書かせた直接の契機だったのではないかと思う。 今の人生を、死ぬことがなかった姉の目を通して見ているように描写する。一度破壊されたところに再建されたワルシャワの街のように。 そうした感覚が、詩のような文体の短い章を連ねる形で描かれている。抽象的な描写が多く、かなり想像力を働かせながら読むことになる。正直言って、何を言っているのかわからない箇所もあった。 好みかと問われれば、それほどでもないと答える。 末尾の「作者の言葉」に、この作品が書かれた背景などが割と詳しく書かれているのだが、それを読んで理解できたことも多い。しかしちょっと詳しすぎてやや蛇足だったような気もしている。 単行本の方は装丁が凝っている。本文は微妙に色の異なる白い紙が使われている。純白に近い白、黄みがかった白、やや茶色っぽく沈んだ白、青みがかった白、そして再び黄みがかった白。4種類か5種類かは判然としない。物語の進行と関連があるのかもしれないが、そこまで読み解けていない。見返しには片面がつるつるした白い紙。さらに幅が半分ほどのサイズのさらさらした白い紙が挟み込まれている。奥付の後に通常の本よりも紙が多い気がする。白にこだわった製本となっている。 文庫版には翻訳者による補足と平野啓一郎による解説が掲載されている。

Posted by ブクログ

2025/12/17

・ 静謐な本です。 そしてデジタル書籍では味わえない類の書籍です。 なぜなら、5種類の異なる「白い」色の紙で綴じられているから。 冒頭に筆者があげる白いもののリスト。 それが「おくるみ」「うぶぎ」「ゆき」「つき」というようにひらがなでやわらかくピックアップされているが、記されて...

・ 静謐な本です。 そしてデジタル書籍では味わえない類の書籍です。 なぜなら、5種類の異なる「白い」色の紙で綴じられているから。 冒頭に筆者があげる白いもののリスト。 それが「おくるみ」「うぶぎ」「ゆき」「つき」というようにひらがなでやわらかくピックアップされているが、記されているのは筆者が抱える消えない痛み(死産の姉)と戦争の記憶。 散文と詩のあいだ的な筆致のため、 何が書いてあるのか理解したくて、 読むのにすっっっごい集中力を要するのだけど、全体像は霧の中。 それで良いのだと思う。 筆者は2024年ノーベル文学賞受賞。 ✳︎村上春樹がノーベル文学賞にノミネートされる理由も、遅ればせながらうっすら理解できたような。

Posted by ブクログ