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ピクニック・アット・ハンギングロック 創元推理文庫
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ピクニック・アット・ハンギングロック 創元推理文庫

ジョーン・リンジー(著者), 井上里(訳者)

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ピクニック・アット・ハンギングロック 創元推理文庫

定価 ¥1,100

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2018/12/20
JAN 9784488594022

ピクニック・アット・ハンギングロック

¥825

商品レビュー

3.8

14件のお客様レビュー

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2024/08/12

映画版から。 予想していたのは消えた女の子たちへのフォーカスだったけど、実際には女の子たちが消えたことによって延焼していく周囲の群像劇だった。 この手の作品はうまくいかないとドキュメント24時、というか...ひたすらドライな作品になりかねないけど、こちらは舞台が100年以上前...

映画版から。 予想していたのは消えた女の子たちへのフォーカスだったけど、実際には女の子たちが消えたことによって延焼していく周囲の群像劇だった。 この手の作品はうまくいかないとドキュメント24時、というか...ひたすらドライな作品になりかねないけど、こちらは舞台が100年以上前とあってクラシカルな魅力が補って余りある。 集団ヒステリーなのか、自然の神隠しなのか..幻想文学史としても見てみたい題材だけど、この作品はこの作品で鋭利な1900年ごろの現実の物語として綺麗に成立していた。 かえって繊細なまでに現実主義であることで、幻想に食い込んでる部分もあるというか、そういう不思議な作風。 自然描写と、自然が取り巻く街の人々の人生や運命の巻き込み方の描写が上品かつ独創的で癖になる。また表現を拾うためにも読み直したい。 あとがきより この作品は実録ものでなく、なんと正夢ものだと言うからそこ知れない。 1970-80sに少女➕フロイト(そしてゴシック)、またソフトフォーカス写真で捉える美少女というテーマが時代の一大ブームになっていたという背景もなるほど。

Posted by ブクログ

2024/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画公開当時とても観に行きたかったのにチャンスを逃した作品の原作。今回リバイバル上映されると聞いて原作を予習。 映画を観ました。 アルバートが彼女の兄だったとは? もう一回読み直さねば。 確かに、夢の話をしているときに妹の名はセアラだと言っている。気づかなかった。

Posted by ブクログ

2024/04/16

Joan Lindsayが1967年に発表した長編小説。日本では1975年に公開された映画が有名です。1900年のオーストラリアを舞台に、ハンギングロックへピクニックに出かけた寄宿学校の女生徒たちの失踪事件を皮切りに学校や地元社会で起こった余波を描いた作品です。失踪事件が起こした...

Joan Lindsayが1967年に発表した長編小説。日本では1975年に公開された映画が有名です。1900年のオーストラリアを舞台に、ハンギングロックへピクニックに出かけた寄宿学校の女生徒たちの失踪事件を皮切りに学校や地元社会で起こった余波を描いた作品です。失踪事件が起こした波紋が徐々に広がっていき、色々な場所で干渉していく様が巧みに描かれています。事件自体は謎のまま終わってしまい、ホラーや幻想文学っぽい感じなのですが、一方でハンギングロック周辺の自然を描いた描写は写実的で素晴らしいです。

Posted by ブクログ

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